◆500勝達成セレモニーで起きた“まさかの行動”
7月5日、小倉競馬場でJRA通算500勝を達成した西村淳也騎手の記念セレモニーが行われた。プレゼンターを務めた団野大成騎手から記念品のJRAマスコットキャラクター「ターフィー」を受け取ると、西村淳也騎手は間髪入れずにスタンドへ向かって投げ入れた。

Xでは「ファンサービス精神があっていい」「西村らしくて好き」と歓迎する声がある一方、「全然面白くない」「記念品を投げるのはどうなのか」「節目のセレモニーなのだから、もう少し配慮があってもよかったのでは」と違和感を示す声も少なくなかった。
◆批判の本質は「投げたこと」ではなくタイミング?
なぜ、ここまで賛否が分かれたのだろうか。まず整理しておきたいのは、西村淳也騎手に悪意があったと断じる材料は見当たらないということだ。記念品をスタンドへ投げ入れた行動も、おそらくは500勝を支えてくれたファンへの感謝を、自分らしい形で表現したかったか、単にウケ狙いだったのだろう。
実際、他競技では選手がボールや記念品を観客席へ投げ入れる光景は珍しくない。ファンとの距離を縮めるサービスとして受け入れられているケースも多い。
だからこそ、「何が問題なのか分からない」という受け止め方があるのも自然なことだ。
ただ、今回、多くのファンが引っかかったのは、「投げたこと」そのものではなく、「いつ投げたか」だったように思う。西村淳也騎手が記念品を投げたのは、セレモニーの進行中。それも団野騎手から受け取ってすぐのタイミングだった。
もし写真撮影や関係者への挨拶を終え、式典が締めくくられた後に「皆さん、ありがとう」とスタンドへ投げ入れていたなら、受け止め方はずいぶん違っていたかもしれない。

