毎月の給料が返済で消える地獄。多重債務から自己破産、そして失職へ
「詐欺だと気づいた時には、消費者金融への返済だけで毎月の給料が消えてしまう状態でした。返済のためにさらに別の場所から借りるという多重債務に陥り、最終的に自己破産を選択せざるを得なくなりました」と、男性は生活が完全に破綻した様子を綴っています。

自己破産に伴い、家族の生活環境も激変しました。 「長年住んでいた家を引き払い、現在の質素な賃貸住宅へ移り住みました」と男性。家族の大切な生活の基盤が奪われてしまいました。さらに、トラブルの影響は金銭面だけにとどまりません。
「家族との信頼関係は崩壊し、子供たちの進学費用も用意できなくなり、家庭内は常に喧騒と絶望に支配され、私自身も精神的に追い詰められ職を失うという最悪の結果を招きました」。自らの手で家族の未来と自分のキャリアを崩壊させてしまったのです。家族の生活費や子供たちの教育費が完全に底をついてしまったことは、今も深い痛恨の極みとなっています。
「家族の生活費と子供の教育費が完全に底をついたことです。それまで当たり前にできていた食事や娯楽がすべて奪われ、子供たちに負い目を感じながら生きていくことの苦痛は計り知れません。また、信用情報に傷がついたことで、急な医療費が必要なときや、万が一の際の立て替えができなくなり、常に極限 of 不安の中で暮らすことになりました」と、明日の生活さえままならない過酷な現状を回答してくれました。
鏡に映る自分の顔を見るのも嫌だった。自責の念にかられ消えたかった日々
当時の心境について、男性は「毎日が恐怖と後悔の連続でした。自分が家族を破滅させたという罪悪感で、夜も眠れず、鏡に映る自分の顔を見るのも嫌でした」と痛切な思いを吐露します。

「妻が泣き崩れる姿を見るたびに、消えてしまいたいという衝動に駆られていました。一方で、なんとかして返済しなければという焦りだけが空回りし、正常な判断能力を失っていたと思います。何もかもが終わりだという絶望感に押しつぶされそうでした」と、精神的に限界を迎えていた日々を振り返ります。
それでも、多重債務が限界に達した段階で、男性は一歩を踏み出します。 「恥を忍んで、法テラスを通じて弁護士に相談に行きました。最初は自分の身に起きたことが信じられず、警察へ相談に行くこともためらわれましたが、多重債務が限界に達した段階で、債務整理を行う以外に道はないと覚悟を決めました」。
自己破産の手続きが無事に進んだことで「債務は免責されました」と、ひとまず金銭的な返済義務からは解放。しかし、「失った信頼や家族の平穏はすぐには戻ってきませんでした」と綴るように、家族に残った傷跡は消えません。
また、詐欺グループへの返金請求についても、「実態が海外のペーパーカンパニーであったため、極めて困難という結果でした」と、1円もお金は戻ってこない厳しい現実を突きつけられました。
