突然途絶えた配当金と膨大な負債。「どう返済すべきか」葛藤と深い後悔
投資を開始してから、最初の1年半ほどは約束通りに月利4%の配当金が支払われていました。そのため、男性も「本当に借金が返せるかもしれない」と安心していました。しかし、甘い話はやはり嘘でした。

ある日突然、配当金の支給がストップ。配当金のすべてを消費者金融などで借りたお金の返済に充てていた男性。配当が止まったことで、返済計画は一瞬にして崩壊しました。自分の手元には何の資産も残らず、消費者金融からの執拗な返済の督促に追われる過酷な現実だけが突きつけられました。
男性を最も悩ませたのは、その返済方法。「どのように返済していくかが一番悩みました。投資勧誘会社や紹介してくれた知人は、トラブルが発生してからは一切連絡が取れなくなりました」。
信じていた知人にも裏切られ、連絡手段も完全に失われたことで、男性は完全に社会的に孤立してしまいました。当時の心境について、男性は「自分のリテラシー教育が不足していたことへの後悔と、トラブルに巻き込まれたことを周囲へ言えないつらさがありました」と深く落ち込んでいた日々を吐露します。
「はじめは『自分は被害者だ』と思う気持ちが強かったですが、時間の経過とともに少しずつ『これからどうしたらいいか』の視点に切り替えられるようになりました」と綴り、自責の念にかられながらも、なんとか事態を前に進めようと決意したそうです。
弁護士にたどり着くまでの数ヶ月。任意整理で和解するも続く返済
自力での解決は不可能だと察したものの、専門家に相談することすら簡単ではありませんでした。「弁護士事務所へ相談しました。相談する事務所を探す際も、ネット上に広告がたくさんあがっていたので、どういう視点で選べばいいか、かなり悩みました」と男性。

信頼できる専門家が誰なのか見極めるのにも時間がかかり、「そこにたどり着くまでも数か月かかりました」と、解決に向けて動くだけでも体力的・精神的にすり減るような日々を過ごしました。
最終的には大手の弁護士事務所に相談し、消費者金融との「任意整理」の手続きを進めてもらうことに。和解が成立するまで不安があった男性ですが、弁護士の介入により、なんとか返済条件を見直す合意を取り付けることができました。しかし、これで借金が消えたわけではありません。
「任意整理で和解が成立しましたが、まだ完済できていないので、トラブル解決したとは思っていないです」と回答しており、現在も地道に元本を返済し続ける苦しい闘いが続いています。
