オカトラノオの名前の由来と花言葉

オカトラノオにはさまざまな名前があるので、由来も含めてご紹介します。
【和名】オカトラノオ
オカトラノオは漢字で「丘虎の尾」または「岡虎の尾」と書きます。野山や丘などに自生しており、しなるように伸びる花姿がトラのしっぽに似ていることが名前の由来です。

【学名】Lysimachia clethroides
学名はリシマキア・クレスロイズ。「リシマキア」は、マケドニア王リシュシマコスへの献名で、この花を使って興奮した牛を落ち着かせたことにちなむとされています。「クレスロイズ」は、リョウブ属の植物に似ていることが由来です。
【英名】Gooseneck loosestrife
グースネックは、直訳すると「ガチョウの首」で、花穂がゆるくカーブする姿がガチョウの姿に似ていることから、この名前がついたようです。「Loosestrife」は学名の「lysimachia」を英語に翻訳した際に定着したといわれ、主にミソハギ科やオカトラノオなどサクラソウ科の一部の植物の総称として広く使われています。
オカトラノオの花言葉・誕生花

オカトラノオの花言葉は、「騎士道」「幸せな結婚生活」「幸福」「喜び」「忠実」「貞操」「優しい風情」「清純な恋」など。「騎士道」は学名が由来とされており、ほかは美しい花姿をイメージしたものと考えられます。また、8月15日の誕生花です。
オカトラノオの代表的な仲間
オカトラノオの仲間についてピックアップしてご紹介します。
ヌマトラノオ

日本(北海道を除く)、朝鮮半島南部、中国南部、台湾、ベトナムに自生。「沼虎の尾」の名前の通り湿地を好みます。草丈は30〜70cmで、茎葉には産毛は見られず、葉は小さめ。オカトラノオ同様に花穂を上げて多数の白い花をつけますが、カーブすることなくストレートに立ち上がるのが特徴です。
イヌヌマトラノオ

オカトラノオとヌマトラノオの交雑種。両親の特性が見て取れ、葉はヌマトラノオのように小さめで細長く、葉の付け根付近がオカトラノオのように赤くなります。茎には産毛が多くつき、花穂は緩やかに曲がります。一般的には結実しないようです。
ミズトラノオ

漢字で「水虎の尾」と書く通り、湿地や水辺などに自生する水生植物です。別名はムラサキミズトラノオ。草丈は30~50cmで葉は細長く、輪生します。開花期は8~10月で、花色は淡い紫色。花穂を伸ばして密に小さな花をつけます。環境省レッドリスト2020の「絶滅危惧Ⅱ類」に指定。
ヤナギトラノオ

漢字で「柳虎の尾」と書き、葉がヤナギのように細く、花はオカトラノオに似ていることにちなんでいます。日本では本州中部地方以北、北海道に分布し、湿地などに自生。草丈は30~80cmで、葉は対生します。開花期は6~7月で、花色は黄色。葉の付け根から花穂を伸ばし、小さな花を多数つけます。
リシマキア・アトロプルプレア‘ボジョレー’

リシマキア・アトロプルプレア(アトロパープレア)は、オカトラノオと同属の短命な多年草。よく栽培される園芸品種の‘ボジョレー’は、シルバーがかった葉に黒に近い赤紫色のシックな花色を持ち、アンティークな雰囲気から、ガーデンプランツとして人気の高い種類です。草丈は20~65cm。暑さはやや苦手で、強い乾燥に注意して育てます。
リシマキア‘ファイヤークラッカー’

リシマキア‘ファイヤークラッカー’は、オカトラノオと同属の多年草。黒から紫色の落ち着いた色調の葉と、鮮やかな黄色の花との対比が目を引く園芸品種です。開花時期は6〜8月で穂状に花を咲かせます。草姿は直立して地下茎により広がって、草丈約60〜120cmと丈高く、ボーダー花壇の背景などにも効果的です。
