◆遠洋マグロ漁船は長く自由に働ける

「海技士免許のほか、船内でのケガや病気の処置を行う衛生管理者の資格などを持っていると重宝がられます。有資格者がいないと、出港できなくなってしまうからです。
また、5級海技士以上の免許を取得して技術を身に着ければ、機関部の最高責任者である機関長に昇格しやすくなる。機関長は仕掛けの操作やマグロの引き上げ業務などにあまり携わらず、機械室に詰めることになるので、年を取っても働けます。80代の現役船員がいるのはそのため。
実は、長く、自由に働き続けられるのが遠洋マグロ漁船なのです」
なお、海上生活のストレスも気になるところだが、昨年から世界中の海でも5G並みの通信速度がでる「Starlink」の導入が進んで大幅に改善しているという。

若い人だとマッチングアプリでパートナーを探し、帰港を心待ちにしながらメッセージのやり取りを続ける子も多い(笑)。海上生活の楽しみ方は、一昔前より格段に広がっています」
中高年でのマグロ漁船デビューは狭き門のようだが……早めに経験を積んでおけば、人生100年時代を不安なく過ごせるようになる可能性大! カネとロマンの詰まった遠洋マグロ漁船人気はまだまだ続きそうだ。
※2026年7月7・14日合併号より
取材・文/週刊SPA!編集部
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