まさか、こんなことになるなんて…東京で4歳愛娘と3人暮らしのために「9,000万円のペアローン」を組んだ世帯年収1,200万円・共働き夫婦。別離のあと、夫が吐露した「離婚よりもしんどかったこと」【FPが解説】

まさか、こんなことになるなんて…東京で4歳愛娘と3人暮らしのために「9,000万円のペアローン」を組んだ世帯年収1,200万円・共働き夫婦。別離のあと、夫が吐露した「離婚よりもしんどかったこと」【FPが解説】

購入から3年後に休職、夫婦のすれ違いの果てに…

限界を超えて走り続けた身体は、マイホーム購入から3年後のある日、突然悲鳴を上げました。

夜眠れない。朝起きられない。仕事への意欲もなくなってしまいました。過度な重圧から心身のバランスを崩してしまった長井さんは、会社を長期休職せざるを得なくなります。休職に伴い、収入は減少。夫婦で描いていたライフプランは破綻してしまいます。

生活が変わったなかで、夫婦のあいだにも少しずつ溝が生まれました。収入減による家計への不安に加え、住宅ローンの返済や将来への心配が重なり、以前のように夫婦で将来を前向きに語り合う時間はなくなっていきました。

お互いを支えたいという気持ちも心のどこかに残っていたものの、少しずつ価値観のズレが生じ、最終的に2人が選んだのは「離婚」という決断でした。長井さんは「ペアローンを組んだとき、離婚なんて考えたこともありませんでした」といいます。

700万円ずつ持ち出しが発生…ペアローンの後始末

離婚後、長井さん夫婦を待っていたのは、住宅ローンの問題でした。ペアローンは、夫婦それぞれが別々に金融機関と住宅ローン契約を結んでいます。そのため、離婚したからといって契約がなくなるわけではありません。長井さん夫婦は住宅を売却することを決めました。

しかし、住宅価格の下落や諸費用の影響もあり、売却代金だけでは住宅ローンを完済することができませんでした。長井さんのケースでは、夫婦それぞれが約700万円ずつ不足分を自己資金で負担することになったのです。さらに、共有名義だったため、売却手続きや金融機関との調整もスムーズには進みませんでした。

「離婚そのものもつらかったですが、それ以上に住宅ローンの整理が大変でした」長井さんは、そう振り返ります。

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