◆実用性は高くてもおしゃれにもはや見えない

特にアクティブな夏場では手ぶらで歩きたいという需要が強く、サコッシュが飛ぶように売れた。現在でも街を歩いているとサコッシュをつけている人が多いですが……やはり服好きな人は「ここまで流行っちゃうと……」と敬遠しているようです。
そこでサコッシュの代わりに流行っているのが「ユーティリティーショーツ」。釣具メーカーのダイワとBEAMSが組んでる「DAIWA PIER39」を筆頭に多ポケットを装備したショーツが展開。これらは機能面をとことん考えられており、スマホや財布をストレスなく収納できる多機能になっています。

◆▼数珠

当時は「オーラの泉」(2005年放送)などを始め、地上波でもこうしたスピ的コンテンツが許された時代であり、比較的寛容でした。
現在は自主規制が強くなり、地上波でこうした心霊やスピリチュアルコンテンツを取り扱うのがタブーとなり、徐々にこうした内容はアンダーグラウンドに進んでいます。
◆おしゃれに見せる難易度はかなり高い
「おしゃれでワンチャン運気もよくなる?」といった扱いで人気を博した数珠ブレスですが、その当時から愛用しているオジサンも今やすっかりオジイチャン。現在、街を歩いていて数珠ブレスを見かけることはほとんどありませんが、稀に高級店のレジカウンターを見ると成金風のオジイチャンの腕もとに数珠ブレスを見かけます。
当然のことながらブームも一昔前、現在も「あえて」数珠ブレスを展開するブランドもあるにはありますが……難易度は相応に高い。変な宗教と思われることもあるでしょう。ここはおとなしくタンスの奥にしまって、シルバーアクセサリーなどを選ぶほうがいいかと思われます。
◆▼AirMAX 90

しかしながら、こうしたハイテクスニーカーはご存知の通り、下火に向かっています。NIKEの近作で話題なのがローファースニーカー。ついにスニーカーブームの下火に我慢できず、NIKEはローファーを作っちゃったのです。
そのくらいハイテクブームは終焉に。もちろんコレクターが消えることはないし、スニーカーが廃れることもありませんが……少なくとも今までのような異常な盛り上がりは消えていくでしょう。
そして、NIKE AirMAX90はメンズもレディースもキッズも愛用者が多いモデル。他モデル以上に量販店での流通量が多く、地方でもどこでも手に入る様になりました。NIKEは時に自社の重要モデルは流通量を意図的に制御して価値を高めていることで知られています。
◆流通量が多すぎて「見慣れた普通の靴」に

AirMAX90もおそらく未来においては再び価値を取り戻すと思われますが、現在はあまりにも流通量が多すぎて「見慣れた普通の靴」以上の感想が出てこない。
同じようにスニーカーを買うにしても今はPUMAやアシックスなどがおすすめ。シャープなフォルム、フォーマルシューズのような素材使い、シンプルなデザインで「革靴に近いスニーカー」が今のトレンドです。
特に韓国が火付け役となり世界に浸透しているのがPUMAの名作スピードキャット。今季はバレンシアガもコラボモデルとしてピックアップしている今一番旬のスニーカーです。今選ぶならこちらがおすすめです。
以上、もう買っちゃダメな服でした!
<文/MB>
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MBさんの解説を読み返して印象的なのは、細身ポロシャツもサコッシュも、決して「ダサいから廃れた」わけではないという点です。むしろ便利で、実用的で、カッコいい、だからこそ大量に流通し、街に溢れ、「特別感」から遠ざかっていった――そういう皮肉な構造の話でした。
次に通勤電車に乗ったとき、周囲の男性がどんなポロシャツを着て、どんなカバンを持っているか。観察してみると、ちょっと楽しいかもですね。




【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『ロードマップ』のほか、『MBの偏愛ブランド図鑑』『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Xアカウント:@MBKnowerMag)

