「ウチの子は宿題免除に」「帰りが遅いから探して」“カスハラ保護者”に苦しむ教育現場の実態。「自分はお客様」勘違いする親はやりたい放題

「ウチの子は宿題免除に」「帰りが遅いから探して」“カスハラ保護者”に苦しむ教育現場の実態。「自分はお客様」勘違いする親はやりたい放題

◆先生との協力関係こそが教育投資である

「先生は聖職者だから、親の意見を真摯に受け止めるべきだ」

そんな前時代的な精神論で教員に無限の忍耐を強いる時代は、もう終わらせなければなりません。

先生だって、人間です。嬉しい時も悲しい時も、好きな人も苦手な人もいる。それを忘れて、まるでAIに接するかのように非人道的な扱いをしては、巡り巡って自分が損をするのです。

最近では「コスパ」「タイパ」を気にしては、浅はか極まりない手法や態度を「ライフハック」としてありがたがる風潮があるように見えます。

頭を良く見せたいのかもしれませんが、「巡り巡って損をする」状況を招く”正当な要求”が、果たして賢者のふるまいかと言われれば、正直そうは思えません。

子どもに豊かな教育環境を与えたいのならば、先生を敵に回して疲弊させるのではなく、互いにリスペクトを持って協力し合う関係を築くべき。

それこそが、最もコスパが良く、子どもの未来を明るく照らす「最強の教育投資」なのだと感じます。

<文/布施川天馬>

―[東大卒作家・布施川天馬の教育キャリア通信]―

【布施川天馬】
著述家、教育ライター。 一般財団法人「ドラゴン桜財団」評議員。 1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を編み出し、一浪の末東大合格を果たす。著書に最小コストで結果を出すノウハウを体系化した『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』など。株式会社カルペ・ディエムにて、お金と時間をかけない「省エネスタイルの勉強法」などを伝える。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
配信元: 日刊SPA!

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