精神科医Tomyの回答「お試しプチ離婚」のススメ

離婚の理由になることって、たぶん本人は、本当に気付いてなくて「そんなことで?」と絶対思ってるんですよ。
だから「大したことじゃない」と思っている夫に、「それは私にとって、大したことなんですよ」と、つらい気持ちをしっかり伝えることが大切です。夫が「大したことじゃない」と思っていることは、実は、直そうと思えば、簡単に直せることも多いですから。
それから、本当に離婚をする前に一度、「お試しプチ離婚」をしてみるのもおすすです。
患者さんの中には「もう夫に耐えられない」と、50代ぐらいで離婚した後に、いざ、「一人でお茶します」「友達とちょっと気軽に旅行に行きます」「一人旅も楽しみました」とひと通り「お一人さま時間」を満喫したらすっかりやることがなくなって、「あれ?私は本当は、離婚したいわけじゃなかったんじゃないか……」みたいなことを言われる方もいらっしゃるんですよね。
でも、そう思う頃にはもう離婚しちゃってるから、なかなか難しい問題です。
ですから、自分の不満を溜めこみすぎて爆発し、そのままの勢いで離婚するのではなく、たまに1週間ほど実家に帰ったり、旅行に行ったりして、満足して笑顔で帰れば、「離婚するような話とはまた違ったね」とか、「愛情がないわけじゃないな」とか、冷静な気持ちで夫婦関係を見つめることもできるかもしれません。
日帰りのお出掛け(旅行)とかでもいいと思うんですよ。朝行って、夜遅く帰ってくる、だけでも。いつもそんなことしないじゃないですか、お母さんって。やってみると、だいぶ違うと思います。
回答者プロフィール
千秋
タレント、歌手、声優、デザイナーなど、マルチに活躍
精神科医 Tomy(とみー)
精神保険指定医・日本精神神経学会専門医
1978年生まれ。東海中学・東海高校を経て、名古屋大学医学部卒業。医師免許取得後、名古屋大学精神科医局に入局する。39万フォロワー突破のX(旧・Twitter)が人気で、テレビ・ラジオなどマスコミ出演多数。多くの書籍を出版している。
千秋さん、Tomyさんが、「夫婦関係」「親子関係」に悩むアラフィフ女性にアドバイスする番組は、ハルメクTVで配信中。
※HALMEK upの人気記事を再編集したものです。

