◆「おばさんのミニスカートがキモイ」発言の真意
「おじさんハーフパンツ論争」が勃発した当初、実業家・ひろゆき氏がSNSに《「おばさんのミニスカートがキモイ」というのも放送出来るなら平等だよね。》と論争を皮肉った投稿していたことが印象的でした。もし性別が逆転していたなら大炎上しているかもしれないと示唆したわけです。
なぜ社会全体でハラスメントの意識が高まり、倫理観がアップデートされ続けている現代においても、ジェンダーハラスメントやエイジハラスメントの可能性を内包する中年男性への「恋愛差別」は、いまだに放置されてまかりとおっているのでしょうか?
その原因は、次のようなデータから導き出せるかもしれません。
まず、今年2月に行われた衆議院選挙での当選者の男女比率。
女性候補は68人当選しましたが、割合で見ると男性当選者が85.4%もいるのに対して、女性当選者は14.6%にすぎなかったのです。これは国際的に見てかなりの低水準とのことです。
◆テレビ業界でも中年男性に権力が集中している
次に、全上場企業における役員の男女比率。「内閣府男女共同参画局」の2025年データによれば、全役員のうち男性が86%を占めており、女性はわずか14%しかいません。
テレビ業界でも中年男性優位の状況が垣間見えるデータがありました。
今年2月発表の「好きな司会者ランキング」(オリコン調べ)では、1位の麒麟・川島明さんや2位はTBSアナウンサー・安住紳一郎さんをはじめ、トップ10のうち9人は男性司会者。女性では、10位圏内に唯一、8位に日本テレビアナウンサー・水卜麻美さんがランクインしたのみだったのです。
このように、いわゆる“社会的権力”を握っている比率はまだまだ圧倒的に中年男性が多いという構造が、中年男性への「恋愛差別」がなくならない一因としてあるのかもしれません。

