3.マンションの防音リフォームで注意すること
マンションの防音リフォームをする際には、いくつか重要な注意点があります。
3-1.管理規約を確認する
マンションのリフォームで重要なのが、管理規約の確認です。
マンションには共用部分と専有部分があり、共用部分は原則としてリフォームできません。外壁に面する窓は共用部分となるため、窓自体の交換は難しいケースが多いでしょう。
また、床材や壁材の防音性能に規定が設けられている場合があるので、必ずチェックしましょう。フローリングには「遮音等級」という音の伝わり方を示す指標があり、数字が小さいほど遮音性が高くなっています。
マンションの管理規約では遮音等級L-45以上と規定されていることが多く、人が走り回ったときや飛び跳ねたときの音が聞こえても、意識することはあまりないレベルといわれています。
| 遮音等級 | 足音、物の落下衝撃音など | マンションの生活状態 |
|---|---|---|
| L-40 | ほとんど聞こえない | 気にせずに生活できる |
| L-45 | サンダルで歩く足音は聞こえる | 少し気をつける |
| L-50 | スプーンを落とす音は聞こえる | やや注意する |
| L-55 | スリッパで歩く足音は聞こえる | 注意しないといけない |
| L-60 | 箸を落とした音は聞こえる | 何とか我慢できる程度 |
| L-65 | 硬貨を落とした音は聞こえる | 我慢できない |
3-2.マンションリフォームが得意な会社を選ぶ
次に、マンションリフォームの経験が豊富な業者を選ぶことが大切です。
マンションのリフォームは一戸建ての場合と異なり、さまざまな制約や特殊な工法が必要となることがあります。
そのため、マンション特有の事情に詳しい業者を選ぶことで、スムーズな工事進行と高品質な仕上がりを期待できます。
会社によってはマンションの管理組合と連携をとって申請を手伝ってくれるところもあります。自分の手間や負担を軽減したい場合は、会社選びから工夫してみましょう。
3-3.工事期間中の生活について考える
工事期間中の生活について事前に考慮することも重要です。
一部屋分のフローリングの張替えや内窓設置などの小規模な工事であれば、1日~数日で工事が完了するので工事期間中の予定を調整するだけですむでしょう。
一方で、全部屋のフローリングの張替えや間取り変更を伴う本格的な防音室の設置など、大規模な防音リフォームの場合は一時的な仮住まいが必要になることもあります。
以下の工期の目安を参考に、工事期間中の過ごし方を検討してみてください。
| 工事内容 | 工期 |
|---|---|
| 防音フローリングの張り替え | 1〜2日程度 |
| 内窓設置リフォーム | 1日程度 |
| 防音室の設置 | 1週間〜1ヶ月程度 |
また、工事中は騒音や振動が発生するため、近隣住民へ配慮して事前に挨拶をしておきましょう。
>>マンションは住みながらリフォームできる?メリット・デメリットや生活への影響は?
4.まとめ
防音リフォームは、騒音源をしっかりと把握して、適切な対策をすることが大切です。
どこの防音性が不足しているのか明確であれば、家全体の防音工事はせず、部分的な工事で改善する場合もあります。
まずはどんな音が気になるのか、何を改善したいのかを考えて、リフォーム会社に相談してみましょう。
マンションの防音リフォームには管理規約が大きく関わってくるため、マンションリフォームの実績豊富な会社がおすすめです。
どのような工事が可能なのか的確に判断し、管理組合ともスムーズにやり取りをしながらリフォームを進めてくれるでしょう。
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