「津久井やまゆり園」事件から10年 乙武洋匡さんがつづった思い「俺、生まれてなかったかもしれない」

「やっぱり、悔しかったのだ。障害者の命を、軽んじられたことが」

乙武さんは、20年3月に事件を起こした植松聖死刑囚に死刑判決が下された際にも、複雑な思いを吐露している。事件発生から10年を迎え、Xでも当時のnoteを再掲していた。

乙武さんは「人間の命に、国家という装置が『YES』『NO』を突きつけていいのか」との疑問から死刑「懐疑派」の立場をとっていたが、植松死刑囚の死刑判決には安堵を覚えたという。

「植松は、意思疎通のできない障害者を『心失者』と呼んだ。『生きる価値がない者』と判断した。『障害者は死ぬべきだ』と考えた」とした一方で、自身についても「私はと言えば、そうした思想のもとに大量殺人を犯した植松を憎み、『あいつは死ぬべきだ』と考えた(正確に言えば、明確に『あいつは死ぬべきだ』と思ったわけではないが、彼への死刑判決を聞いて安堵したのだから、どこかで『あいつは死ぬべきだ』と思っていたのだと言わざるを得ない)」と説明。

「私と彼の間に、なんの違いがあるというのだろう」と複雑な思いを明かし、「やっぱり、悔しかったのだ。障害者の命を、軽んじられたことが」とつづっていた。

配信元: J-CASTニュース

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