お庭の「アイキャッチ」に最適! 大型種から小型種まで、ユーパトリウムでつくるナチュラルガーデン

お庭の「アイキャッチ」に最適! 大型種から小型種まで、ユーパトリウムでつくるナチュラルガーデン

ユーパトリウムの名前の由来と花言葉

ユーパトリウム
Elena D Lisanina/Shutterstock.com

ユーパトリウムという名前は学名から。薬草としての効果を見つけたとされる小アジアのポントス王国の王ミトリダテス6世の姓「エウパトル(Eupator)」に由来します。ユーパトリウムは総称で、和名は種により異なりますが、代表的な種類であるヒヨドリバナやフジバカマの名がつけられていることが多いです。諸説ありますが、ヒヨドリバナはヒヨドリが山から下りてきて鳴く秋口に咲くことに、フジバカマは花が藤色で、花の形が袴に似ていることに由来するというのが定説です。

ユーパトリウムの花言葉は「思いやり」「ためらい」などです。

ユーパトリウムの種類

ユーパトリウム
Kabar/Shutterstock.com

ユーパトリウムには種や園芸品種が多数ありますが、研究が進んでこれまでユーパトリウム属に分類されていたものが別の属に移されるなど、植物分類の見直しが行われています。ここでは、現在も慣例的にユーパトリウムとして国内で流通しているものを含めてご紹介します。

‘ピンクフロスト’

ユーパトリウム‘ピンクフロスト’
Nancy J. Ondra/Shutterstock.com

ユーパトリウム・フォーチュナイの園芸品種で、花色は淡いピンク。新葉は赤みがかかり、生育すると葉に不規則な斑が入るため、カラーリーフとしても楽しめます。草丈は100〜120cm。

‘チョコレート’

ユーパトリウム チョコレート
tamu1500/Shutterstock.com

ユーパトリウム・ルゴサムの園芸品種とされていましたが、現在はアゲラティナ・アルティッシマの園芸品種に分類が変わっています。春から夏にかけてブロンズ色の葉で、カラーリーフとして重宝します。清楚な白い花も魅力的です。

‘アイボリータワー’

ユーパトリウム‘アイボリータワー’
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ユーパトリウム・フィスツロサムの園芸品種。草丈が120〜200cmになる大型種で、茎がかたく丈夫で倒れにくいのが特徴です。比較的淡いグリーン葉と白い花のコンビが、庭に爽やかな雰囲気を演出してくれます。

コノクリニウム・コエレスティヌム

コノクリニウム・コエレスティヌム
Nancy J. Ondra/Shutterstock.com

別名は西洋フジバカマまたは青色フジバカマ。ユーパトリウム・コエレスティヌムから、現在はコノクリニウム・コエレスティヌムに変更されました。一年草のアゲラタムによく似た青紫色や白の花を咲かせることから、宿根アゲラタムとも呼ばれます。アゲラタムの葉は丸みを帯びて茎に産毛があるのに対し、コノクリニウム・コエレスティヌムの葉は細長く先端が尖っているのが特徴です。草丈は50〜60cm。

‘グリーンフェザー’

ユーパトリウム・カピリリフォリウム
ユーパトリウム・カピリリフォリウム。IndahPr/Shutterstock.com

ユーパトリウム・カピリリフォリウムの園芸品種。草丈が150〜200cmになる大型種で、羽根のように繊細な細い葉が密につくホウキのような株姿が特徴的。その姿から、英名ではドッグフェンネルなどとも呼ばれます。涼しげなカラーリーフとして利用できるほか、秋に細かい白花を咲かせ、晩秋には紅葉します。

‘アトロプルプレウム’

ユーパトリウム‘アトロプルプレウム’
Peter Turner Photography/Shutterstock.com

ユーパトリウム・マクラツムの品種とされていましたが、現在は独立したユートロキウム・マクラツムの品種に分類されています。草丈150~200cmになる大型種で、葉が輪生する黒みのある茎をタワーのように立ち上げ、夏から秋に高い位置で紫ピンクの花を咲かせます。存在感がありますが、あまり横に広がらず扱いやすいのも魅力。開花後の花がらもグラス類などと相性がよいオーナメンタルな植物です。

フジバカマ

フジバカマ
F_studio/Shutterstock.com

フジバカマは秋の七草にも数えられるほか、奈良時代に成立した『万葉集』にも登場することから、古くから日本で身近に親しまれてきた植物であることが分かります。開花期は8〜9月で、花色は淡い紫、淡いピンク、白など。花径5mmほどの小さな花が多数集まって咲きます。草丈は60〜120cmほどで、葉は大きく3つに裂け、対生につくのが特徴です。園芸品種の中には葉がブロンズ色になるものもあります。アサギマダラの来る花としても知られています。

アサギマダラ
アサギマダラ。F_studio/Shutterstock.com

ヒヨドリバナ

ヒヨドリバナ
High Mountain/Shutterstock.com

ヒヨドリバナは日本全国、および朝鮮から中国に分布する日本の在来種。山道や野原などに見られ、古くから親しまれてきた多年草です。雌しべが飛び出した筒状花を、花茎の先にまとめて咲かせます。花色は通常白で、時に紫を帯びたものもあります。フジバカマと同様に、こちらもアサギマダラが訪花する植物として知られています。

アサギマダラ
High Mountain/Shutterstock.com

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