夫より器を大きくして「待ってあげる」ことから始めて

現実の経済状況(預貯金、不動産、退職金見込み)、夫と自分の性格や気質を考えて卒婚ではなく「離婚なのか、いや離婚ではない」なのかを、まず決めましょう。
ぐり&ぐらさんのお話だと、たぶんもらえる財産も少なく、愛情面でも離婚するほど嫌でもなさそうなのでここは「離婚ではない」という選択になると思います。
その上で、毎日の日常が「離婚・別居・我慢」ではなく、「お互いが自立し尊重しあえる関係」になれるように、夫に諦めずに伝えていくことから始めてはどうでしょうか?
記念日や季節の始めや終わりに、夫に対して心を込めてこれまでの労をねぎらい、尊敬の念、大切な存在であることを、丁寧に言葉や手紙で伝えていきます。
以心伝心と言われるように、こちらがパートナーを尊敬して感謝の気持ちを込めて伝えれば、相手もそういう気持ちで接してくれ、我慢の人生は一転すると思います。
ここでのコツは対等ではなく、夫より器を大きくして、ぐり&ぐらさんが「待ってあげる」ことです。実は妻がしっかり者で自分に自信の無い夫は、空威張りで虚勢はってしまい、夫から妻に、素直に労いや感謝ができないのです。
気持ちを伝えて待っても変わらない人なら、初めて別居や離婚も視野に入れて今後を検討しましょう。いつ何が起きても後悔しないように、自分の今後の人生を考えて経済と心の自立の準備をしておくことも重要です。
回答者プロフィール:岡野あつこさん

おかの・あつこ 夫婦問題研究家、公認心理師。離婚診断士(R)。NPO日本家族問題相談連盟理事長。
自らの離婚経験を生かし、夫婦の問題に悩み苦しむ人を一人でも多く救いたいという思いから、離婚カウンセリングという前人未踏の分野を確立。30年間で3万5000件以上の相談を受け、その成功事例ノウハウを数多く持つ。近著に『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』(サンマーク出版)、電子書籍『離婚診断』(アデル出版)がある。
・離婚相談救急隊運営
・「離婚診断士(R)養成オンライン講座」開講
・YouTube「岡野あつこチャンネル」
※HALMEK upの人気記事を再編集したものです。

