【福島県葛尾村・子育て情報】少人数を強みに変え、「村の子ども」の誇りを育てる。葛尾小学校・葛尾中学校の教育

【福島県葛尾村・子育て情報】少人数を強みに変え、「村の子ども」の誇りを育てる。葛尾小学校・葛尾中学校の教育

葛尾の子ども達は地域に誇りを持っている

校舎の壁には「葛尾プライド」の文字が。ふるさとの誇りを伝える地域学習も多く取り入れられている

葛尾村では、教育面の充実だけでなく、子育てにかかる多くの支援を用意しています。葛尾村教育委員会の松本君枝(まつもと きみえ)さんは、「子どもたちが安心して学べる環境を整えることは村の大切な役割」と話します。

「村では、ランドセルや文房具を除く学習用品や給食を小中学校とも無償で提供しています。給食は学校のすぐ隣にある給食センターで作られており、地元の食材をふんだんに使ったできたてのお昼ご飯が提供されます。中学生向けには村外から講師を招いた無償の学習塾を開設しています。通学にはスクールバスが運行されており、通学時の安全にも配慮。小学生は、学校が終わってからバスが運行されるまでの時間、校舎の一角を利用した放課後こども教室『葛尾キッズクラブ』で宿題をしたり友達と遊んだりしながら過ごせます」(松本さん)

葛尾村教育委員会 松本君枝さん

「ただ」と松本さんは続けます。

「お子さんがいるご家庭の移住を支えることにつながるこうした施策も大切ですが、それが葛尾村の教育のすべてではありません。ここに来て、美しい自然のなかで学べば、子どもはきっと心身ともに豊かに成長できる。それが葛尾で学ぶことの一番の魅力だと私は伝えたいです。子ども達はみんな村が大好き。それが本当にうれしく、誇らしいです」(松本さん)

2人の校長先生も、「葛尾の子ども達は地域に誇りを持っている」(星校長)、「一人として地域を卑下する子どもはいない」(佐藤校長)と口を揃えます。そうした子ども達の意識をはぐくむのが、小中学校それぞれに取り組む地域の学びです。小学校では、地域の農産物を活用した新しい特産品の開発などに挑戦。中学校でも、ふるさと総合学習として、「葛尾村の関係人口を増やすために自分たちができること」など、毎年さまざまなテーマを掲げて村を学びます。

子ども達は、学校生活のなかで地域を学ぶうち、村のコミュニティを「誰かがなんとかしてくれるもの」ではなく「自分たちが関わるもの」として捉えるようになります。その積み重ねが「この村が好き」という気持ちにつながっているのです。

村の人々に守られ、村への愛着を高めながら学校生活を送る葛尾村の子ども達。少人数であるためにできないことを村全体で補いながら、少人数だからこそできることを村全体で増やし、子ども達に届けていく。そんな教育のかたちが葛尾村にはありました。

―――――――――――

■葛尾村立葛尾小学校 所在地:〒979-1602 福島県双葉郡葛尾村大字落合字西ノ内50 TEL:0240-29-2003 HP:https://www.katsurao.org/site/es/

■葛尾村立葛尾中学校 所在地:〒979-1602 福島県双葉郡葛尾村大字落合字西ノ内50 TEL:0240-29-2011 HP:https://www.katsurao.org/site/jhs/

■葛尾村教育委員会 所在地:〒979-1602 福島県双葉郡葛尾村大字落合字落合16 TEL:0240-29-2170(総務学校教育係) HP:https://www.katsurao.org/soshiki/6/

※所属や内容は取材当時のものです。 文・写真:髙橋晃浩

※本記事はふくしま12市町村移住ポータルサイト『未来ワークふくしま』からの転載です

The post 【福島県葛尾村・子育て情報】少人数を強みに変え、「村の子ども」の誇りを育てる。葛尾小学校・葛尾中学校の教育 first appeared on Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム.

配信元: Nativ.media

あなたにおすすめ