高さ日本一の観覧車「オオサカホイール」落雷影響で8か月以上もストップ 再開の見込みを運営会社に聞くと

「オオサカホイールはいつ動くん?」
運休したままとなっている「オオサカホイール」(2026年7月、大阪府吹田市)

2025年11月に落雷の影響を受け停止した、国内で最も高い観覧車「オオサカホイール」(大阪府吹田市)が、8か月以上経った今も再開されず、近くを行き交う人からはこのような声が聞かれる。

J-CASTニュースの記者が現地を取材し、観覧車の運営会社に運転再開の見込みなどを聞いた。

落雷は昨年11月25日、最大9時間閉じ込め発生も

「オオサカホイール」は、大型複合施設「エキスポシティ」内に2016年に開業した観覧車だ。高さが国内で最も高い123mを誇り、1周が約18分かかる。

25年11月25日17時40分頃、落雷の影響で観覧車が緊急停止し、乗客が最大9時間にわたり閉じ込められた。

消防によると、当時、10代~30代の12人が乗っていた。消防への最初の救助要請は、停止から約3時間半後の21時7分で、ゴンドラ内に取り残された乗客の保護者からだったという。その約10分後には、運営会社からも要請が入り、消防が21時半から救助を開始、翌26日2時40分頃に全員の救助を完了した。乗客の一部からは気分不良を訴えた人がいたものの、搬送された人はいなかったという。

消防は救助が長時間に及んだ理由について、手動の巻取機を使ってゴンドラを救助可能な高さまで移動させる作業にかなりの時間を要したことや、すべてのゴンドラに要救助者がいないか確認するため、隊員が支柱をよじ登って確認する必要があったことを挙げた。

25年12月には、消防は運営会社と協議し、安全対策が不十分であることを伝えたという。消防への通報までに時間を要しすぎていた点や、災害発生時のゴンドラ内の乗客の位置把握、消防との合同訓練の実施などについて協議し、運営会社からは改善を図るとの回答を得たといい、同月には、運営会社から消防へ再発防止策について共有があったとのことだ。

「安全に動いてくれるのが一番」との声

その後、観覧車は現在まで運行を再開していない。25年12月23日には、公式インスタグラムで、

「落雷の影響により現在運休しております。営業再開に向けた復旧作業を実施中のため、しばらくの間休業させていただきます」

と投稿があった。

記者が26年7月、現地を訪ねると、動かないままとなっている「オオサカホイール」があった。入口から中へ入ることができず、運休していることを知らせる掲示板があり、そばの人通りの多い通路とは対照的にひっそりとしていた。

近くを歩いている人に話を聞いた。

島根県松江市の40代女性会社員は「そんなに長く止まっているとは」と驚いた。そして「安全に動いてくれるのが一番」と話した。一緒に来た40代男性会社員は「大きい観覧車で大阪の街を一望できると思ったので、乗りたかった」と話した。

秋田市の60代男性会社員は、観覧車が運休中なのを知らずに訪れた。

「日本一なので楽しみに来たが、止まっているのを知って残念」

と話して、名残惜しそうに観覧車の写真を収めていた。

神戸市の20代女性会社員は、当時の対応を次のように指摘した。

「閉じ込め発生から消防への連絡が遅すぎだと思う。前は乗りたかったけど、また同じことが起きないか心配。もし乗るなら閉じ込められたときを考えて、トイレに行ってから乗らないと」
配信元: J-CASTニュース

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