50代だからこそ分かる。男女の友情が「心地よい関係」になる理由

50代だからこそ分かる。男女の友情が「心地よい関係」になる理由

子育てがひと段落したり、夫婦のあり方が変わったりする50代。「今さら男性の友達なんて…」と思う反面、同性には話せない悩みを共有できる異性の存在に救われることもあります。酸いも甘いも噛み分けた私たち世代だからこそわかる「男女の友情」のリアルと、心地よい距離感で長く付き合うコツを紐解きます。

男女の友情は成立する? 50代女性の本音

男女の友情について50代女性の本音を深堀りすると、興味深い結果が見えてきました。

男女の友情が成立する条件って?

「男女の友情は成立するのか?」を議論する前に、そもそも友情と恋愛はどう違うのでしょうか。

異性の友人との関係は、甘いときめきや駆け引きではなく、「お互いにひとりの人間として尊重し合えるか」がすべて。特別な好意というよりは、信頼できる「同士」のような感覚です。

一方、恋愛感情では、相手のことを考えるとドキドキする、相手と一緒にいたい、深くかかわりたい、愛されたい、特別でありたいという気持ちを持ちます。

男女の友情が成立するには、男性と女性がお互いに恋愛対象ではないことを自認し、相手をひとりの人間として尊重し、信頼し合える関係が条件となります。

「成立する派」の女性の意見

ここで「男女の友情は成立する派」の女性の意見・理由を見てみましょう。

「友達から恋愛に発展した経験がない」(55歳・未婚)、「友人として出会った人とは、友人以上の感情が湧きません」(59歳・未婚)、「友情と恋愛は、はなから別のもの」(50歳・既婚)、「学生時代からの男性陣と50代になった今も定例で飲みに行きます。お互い白髪や健康の悩みを笑い合える、貴重な戦友」(53歳・既婚)

「成立する派」には、実際に異性の友達がいて友情が長く続いている人や、日ごろから異性とのかかわりに慣れている人が多いようです。

「成立しない派」の女性の意見

続いて「男女の友情は成立しない派」の女性の意見・理由を見てみましょう。

「気の合う友人から、恋愛、その後結婚しました」(50歳・既婚)、「ただの相談相手だと思っていたのに、二人で会う回数が増えたら相手に勘違いされてギクシャクした経験が……」(56歳・既婚)、「異性はそもそも恋愛対象」(52歳・独身)、「性欲は理性に勝てません」(50歳・未婚)

「成立しない派」には、友達から恋人に発展した経験があるという声のほか、お酒を飲んだり2人きりになったりしたときに理性を失いやすい、友達だと思っていた相手にアプローチされたことがあるなどの声がありました。

50代になると「成立する派」が増える?

興味深いことに、50代になると「男女の友情は成立する派」の女性が増える傾向にあるようです。なぜ年齢を重ねることで気持ちが変化するのでしょうか。

人生経験を重ねた50代は、若いころのように勢いではじまる恋愛や盲目的な恋愛から卒業し、自分の気持ちを冷静に見つめられる年代です。若いころは相手の態度や自分の寂しさ、依存心などから、本当は恋愛感情ではない気持ちを恋愛と錯覚して相手にすがってしまうことも少なくありません。

大人世代はそうした経験を糧に、“恋愛感情”と“一時の錯覚”を区別できるようになります。また「自分が恋愛に何を求めているのか」「自分にとって本当の幸せとは何か」といった自己理解が深まり、ゆるぎない恋愛観や価値観を確立できるようになります。

さらに、異性をひとりの人間として冷静に見られるようになるため、恋愛感情を超えた交流を持ちやすくなるのです。

一方で「いくつになっても生物的な本能は変わらない」などの理由から「男女の友情は成立しない派」の50代女性もいます。

男女の友情が芽生えるのは、恋愛感情や性欲とは別に、お互いが「人として相性がよい」と感じ、一緒にいて「楽しい」「癒やされる」「元気になれる」「成長できる」といった居心地のよさを感じられるときです。そのような相手に出会えたらぜひ友情を大切に育てていきたいものですね。

異性の友人がいることのメリット

異性の友人を持つことは、女性にとってどんなメリットがあるのでしょうか。

男性の視点からアドバイスをもらえる

悩みがあるときに男性の友人に相談することで、同性同士では気づきにくい異性特有の視点から意見をもらうことができ、悩みを解決するヒントになることがあります。

脳の構造上、同性同士だと「わかる!」と共感で終わる悩みも、男性目線が入ることで「こう割り切ったら?」と客観的でシビアな解決策が見えてくることがあります。感情を切り離したアドバイスが欲しいときこそ、頼りになる存在です。

気楽に付き合える

女性同士の場合、同性であるがゆえについ自分と相手を比べてしまうことがありますが、異性の場合は比較対象になりにくく、肩の力を抜いて付き合えます。また、恋愛対象ではない異性は恋の駆け引きが必要なく、自然体でいられるのも魅力です。

視野を広げられる

同性同士の交流では得られにくい趣味や業界、コミュニティ、人脈に触れることができ、視野を広げたり、自己成長につなげたりすることができます。趣味を共有したり、お互いの友人を紹介したりすることでより世界を広げやすくなるでしょう。

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