ポイントは安全性と手入れのラクさ
乳幼児のいる家庭の場合、加湿器を選ぶポイントは何より安全性。ハイハイやよちよち歩きの赤ちゃんに危険が及ばないような配慮がなされたアイテムが、最優先です。また、忙しい育児の合間、簡単に手入れができるものを選ぶのも重要です。
さて、加湿器とひと口にいっても、実は種類があることをご存知? まずは加湿器の様々なタイプとその代表商品を以下にまとめてみました。それぞれメリット・デメリットも違うので、置きたい場所や使い勝手なども踏まえて選ぶようにしましょう!
●ハイブリッド式加湿器(ダイニチ)
パワフルかつ省エネ、両者を兼ね備えた加湿器。水や吹き出し口が熱くならないので、子どもが触ったときにやけどの心配もありません。また、複数のフィルターを採用したトリプル除菌効果で、赤ちゃんを雑菌から守ります。さらに運転音は、夜の静かな公園よりもさらに静か。赤ちゃんが寝ているときも安心です。
●スチーム式加湿器(ZOJIRUSHI)
ポットのような形状で、ふっとうさせた清潔な蒸気を利用して加湿するのが特徴です。容器は内面がフッ素加工されているため汚れがつきにくく、フィルターもいらないので月一回程度のお手入れで十分。忙しいママにとっては嬉しいポイントです。また、「チャイルドロック」「ふた開閉ロック」「転倒湯もれ防止構造」の3つの機能により、赤ちゃんがうっかり倒しても安心です。
●Dyson Hygienic Mist(ダイソン)
ミストを放出する前にタンクの水にUV-Cライトを直接2度照射することで除菌するという仕組みにより、バクテリアを99.9%除菌する機能を搭載したハイテク加湿器。室温と湿度を自動で感知し温度に適した湿度設定が可能、部屋全体を潤しながら、快適な室内環境を保ってくれます。空気を送り出すものの、ファンなどの羽根がついておらず赤ちゃんがいる家庭にも優しい設計です。
●Rain(BALMUDA)
2014年のグッドデザイン賞にも選ばれた、スタイリッシュさが印象的な加湿器。壺をイメージしたという形状は、インテリアとしても空間に馴染みます。最大の特徴はタンクがないということ。上部から直接水を注ぐだけで、給水が完了。また、Wi-Fiを搭載したモデルのものは、外にいながらスマホで部屋の湿度を確認、さらに運転の操作もできます。
最近の家電は、赤ちゃんがいる家庭への配慮がなされたものが数多く登場しています。子どもを守るためにも、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか?
(文・末吉陽子/やじろべえ)