●月にならい「家族に安らぎを与える存在」に
占星術において、母親を象徴する天体といわれているのが「月」。シュガーさんによれば、この月の本質にのっとった心身の状態を保つことが、アゲママになるカギなのだそう。
「月というのは人にこの世界で生きていく上で不可欠な安心感を与えてくれたり、ふんわりと優しい気持ちにさせてくれる天体。同じようにママも、どんな形であれ子どもや家族に安らぎを与える存在であることが重要です。具体的にいうと、心身ともにリラックスしている状態を保つことが望ましいといえるでしょう。逆に体がガチガチに凝っているのは月の本質からもっとも遠く、ママとしてはあまり好ましい状態とはいえません。そういう体は子どもが抱きついた時に気持ちよくないんです」(シュガーさん)
体の凝り、緊張や歪みといった状態を放置すると、健康面はもちろん、運気という観点からみてもあまりよろしくはないようです。
「占いに来られる方のなかには、体がガチガチに凝り固まって呼吸が浅くなっているような女性もいらっしゃいます。そんな方には占い以前に、マッサージに行って物理的に体をやわらかくしたり、映画を観たりおいしいものを食べたりして精神的にリラックスすることをおすすめしています。心身ともに『やわらかさ』や『初々しさ』を取り戻すことが、月の本質を引き出して運気をアップさせるコツなんです」(同)
加えて、「家族の前で愚痴を言わない」、「特定の誰かを攻撃しない」、「美しい言葉遣いを心がける」といったことも、月の本質に近づくポイントなのだとか。心身ともにリラックスできていればそれらも難しいことではなさそうです。
仕事や家事、育児に追われるママは、どうしても体と心が疲れてしまいがち。でも、そんな時こそ上手に心身を整えて、リラックスすることが重要なのかもしれません。
(文・前田智行/やじろべえ)