「家庭を大事にしている良い奥さんだからこそ、たまにガス抜きしたくなって不倫に走ることもあるようです」と言うのは、『ママの世界はいつも戦争』(ベスト新書)などの著書を持つノンフィクションライターの杉浦由美子さん。
「不倫している女性は、たいてい相手の奥さんのことを『思いやりがない』『気がきかない』などと批判的に言う傾向があります」(杉浦さん 以下同)
でも、家庭を大事にしている奥さんだったら、なぜ不倫に走るのだろうか。
「不倫に走る理由は、男性は性欲であることが多いのに対し、女性は『承認欲求』というケースが多いです。自分が家庭のために尽くしているのに、相手にあまり大切にされていないと思っているんですね」
また、夫に大切にされ、恵まれた家庭環境にあっても、もともと「承認欲求」が強く、どんな状況でも満たされない女性もいるそう。
不倫に走りやすいママの特徴とは?
「一般的には、働いているママのほうが恋愛にも積極的な傾向がありますね。また、『男が一緒じゃないと楽しくない』というママは擬似恋愛的なコミュニケーションを好むことが多く、気づいたら不倫になっていることがあります」
さらに、不倫しているママに多く見られる共通点は、「意外と地味なこと」だそう!
「華やかなママは、同性との張り合い、同性向けのアピールが強く、ママ友同士のお付き合いに熱心で、過剰にキレイになっていく傾向があります。男性にとっては近づきにくいんですね。一方、化粧が薄い地味系のママの方が、男からみてハードルが低くみえるのか、アプローチされやすいのかもしれません」
また、今はディープな不倫感覚ではなく、擬似恋愛的に男友だちをいっぱい抱えるママもいるよう。
「極端な話、けっこうすごいことをしていても『入れてないから不倫じゃない』なんて言う人もいます。『キス友』も多いですね。恋愛ではなく、かといって同性の友達同士の交流では満たされないところを補う友だちということのようです」
複数の男性と精神的つながりを持つ傾向のある女性は、不倫に走りやすいそう。とはいえ、今も昔も不倫で結局傷つくのは女性が多いのは変わらない。その点をお忘れなく。
(田幸和歌子+ノオト)