その名も“手・足型製作キット　赤ちゃん用”（2160円/税込）。「もともとプラスチック・石膏を使った仕事をしていまして、大人の手型製作を少し手掛けたことがあったんです。そして、家に長男が生まれたのをきっかけに、この小さくて可愛い手や足を残したい! と思いました」と話すのは、こちらのキットを販売しているクロシマの代表・黒島泉さん。まさに、“子を思う親心”から生まれた商品なのです。

このように、とても平面では表現しきれない、手や足ならではの表情や、赤ちゃんらしいぷっくりとしたフォルム。さらにシワや指紋までリアルに再現できてしまいます。購入したお客さんからも“立体手型が自分たちで作れてびっくり！”“墨系でペッタンはつまらないと探しまわりました”リアルすぎる!!など、多くの反響が寄せられているそう。

●2回分入っていて、手型も足型も作れちゃう！

キットの中には、型とり容器（2個）、型とり材（2回分）、せっこう、軽量カップ、スパチュラ（へら）、作り方マニュアルが入っていて、2回分作れるので、手型と足型の両方が作ることや、両手作るなど楽しめます。作り方はいたってシンプル。型とり材に赤ちゃんの手、または足を入れ、固まったら抜き取り、その型に石膏を流し入れて仕上げます。せっこう色は、ブルー、ピンク、イエロー3色の中から好みのキットを選べるそう。

また、こちらの商品は、デリケートな赤ちゃんの肌にも安全な素材が使われているので安心。「安心安全な素材を探しまわり、海藻類を素材とした材料にたどりつきました。固まっても柔らかいゴム状になり、安全に赤ちゃんの手足型をとることができます」（黒島さん　以下同）

型のとり方のコツをうかがうと、「赤ちゃんが寝ているときが一番おすすめです。横になっていると手の平を下向きにしやすいのでグッド。赤ちゃんは2~3分の辛抱になりますが、型とり材は水と練るため赤ちゃんにはヒンヤリと感じられ、手足を動かしたりするので、ご夫婦で協力して行うといいと思います。失敗しても2回分入っているので再チャレンジしてください！」とのこと。

よりリアルさや、強度・色もちなどを求める人には、自宅でとった手足型をクロシマに送ると、キレイに気泡やキズを修正してゴールドで塗装してくれる“綺麗にお直しサービス”や、型とりからプロにおまかせして完全立体（3Ｄ）の手足型を硬質プラスチックで加工してくれるサービス（上画像）など、サービスも様々あるそう。

ぜひ、この時期にしか残せない我が子の可愛い思い出を、よりリアルに手作りしてみませんか？
（構成・文／横田裕美子）

取材協力