でも、子どもたちが一番楽しみにしているのは、実は料理でも飾り付けでもなく、「みんなで楽しく遊ぶゲーム」だと、誕生日会アイデアを豊富に紹介するサイト「キッズパーティー」の担当者は言う。
では、どんなゲームをすれば良いの? 誰でもできて、盛り上がるゲームアイデアを聞いた。
「オススメは、メキシコ発祥の『Pinata(ピニャータ)』。なかにお菓子を仕込んだ『くす玉人形』を上から吊るして、子どもたちが順番に棒で叩き、壊れたくす玉からこぼれ落ちたお菓子を奪い合うという遊びです」
これは、スイカ割りの要素と、お菓子つかみの要素の両方があり、盛り上がること必至だろう。
「また、お誕生日の子にだけ渡される『秘密の宝探しカード』のメッセージをヒントに、みんなで宝探しをするゲームは、子どもたちがワクワクしながらやってくれますよ」
見つけた宝物は、お返し用のプレゼントにするのも良いそう。
●みんなが参加できて笑えるゲームがポイント!
さらに、紙テープを赤外線センサーに見立て、スパイや怪盗になった気にさせる楽しい遊び「赤外線通り抜けゲーム」もオススメだそう。
「廊下や部屋の天地・左右に紙テープを張り巡らせ、通り抜けが難しい状況を作ります。紙テープに1度も触れず、見事通り抜けられたら大成功! 通り抜けられた先にお菓子などを置いておくと、子どもたちが必死になるので、見ている方も楽しめますよ」
ほか、お菓子を撃ち落としてゲットする「射的ゲーム」や、おなじみの「黒ひげ危機一発ゲーム」、せんべいやビスケットをおでこにのせ、手を使わずに行う「顔の上でお菓子を動かして食べるゲーム」なども、年齢を問わず遊べるそうだ。
ポイントは、勝敗や順位を決めるのではなく、みんなが盛り上がれる、ちょっと笑えるようなゲームを選ぶこと。さらに、写真や動画を撮っておくと、子どもが大きくなったときなどに、みんなで集まって観る楽しみもできる。
子ども目線で考えてみると、飾り付けはそれほど重要ではなく、料理やケーキは買ってきたもので十分。それより、みんなが笑って盛り上げる「ゲーム」だけ考えておけば、子どもにとって最高に楽しい誕生日会になりそう!
(田幸和歌子+ノオト)