●冷たい飲料水や食べ物で脂肪を蓄えてしまう
たくさん水分補給して汗をいっぱいかいているにも関わらず、太りやすくなってしまうのは、内臓の冷えが原因のようです。暑い夏は、キンキンに冷えた飲料やそうめん、アイスクリームなどの冷たい物を摂ることが多くなるでしょう。すると、内臓が冷え、血流が悪くなり新陳代謝の低下でむくみやすくなるのです。また、冷えから体を守るために、脂肪を蓄えやすくなると言われています。
●体のなかを温めて太りにくい体質に
冷たい飲食物が原因になる夏太りを防ぐには、そうした冷たい食べ物を控えることが効果的。エアコンや扇風機で体の外は冷やしても、体のなかは温かいお茶で温める。食事に関しても、そうめんや冷やし中華のような冷たい物ではなく、温かいご飯に栄養バランスのよい食事を摂るといいでしょう。ちなみに、カボチャやニンジン、ゴボウなどの根菜類と、ショウガやトウガラシなどの香辛料には、体を温める効果があるそうです。
●むくみ解消にはカリウムがオススメ
むくみは塩分に含まれるナトリウムも原因のひとつ。ナトリウムを体外に排出するためにはミネラル成分のカリウムが必要です。夏野菜のキュウリやトマト、ワカメやヒジキなどの海藻類などに多く含まれているので、むくみが気になる人はオススメです。また、ワカメの酢の物などにすれば、クエン酸も一緒に摂ることができるので、疲労回復にも良さそう。
夏太りやむくみを解消するためには、適度な運動して規則正しい生活をすることが大切。ゆっくり湯船に浸かって体の疲れをとると同時に、体のなかを温めて自律神経を整えるのも効果的です。
まだまだ暑い日が続きそうなので、体調管理に気をつけて健やかな毎日を過ごせるようにしましょう!
(文・奈古善晴/考務店)
※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。