●火遊びで終わらないのが単身赴任中の浮気
そもそも、やはり単身赴任中は浮気の可能性が高まるのでしょうか?
「家で待っている妻や子どもがいないので、会社の飲み会などの誘いもためらわなくなりますよね。さらに、転勤してきた人は珍しいですし、新鮮なのでモテることが多いんです。そのため、誘惑も増えますね。期間限定のアバンチュールみたいな感じで、お互いに気楽に誘えます。あまり負い目を感じずにノリで付き合いはじめてしまうのですが、じつは妻が近くにいない分、親密になりやすく深みにはまる危険が高いですね」(岡野さん、以下同)
なかには、単身赴任から戻ってきたと同時に離婚をつきつけたり、女性と一緒に戻ってくるなんていうヒドイ裏切りに走る夫もいるとか。火遊びのつもりが大火事になるリスクが高いのが、単身赴任中の浮気なのかもしれません。
●夫のもとを直接訪れて反応を確認
そうなると、何としてでも阻止したい単身赴任中の浮気ですが、離れて暮らしているため、見破るのも至難の業。いったい、どうすればいいのでしょうか?
「離れて暮らしていると、浮気を確かめるのは確かに難しいですね。しかし、方法はいくつかあります。たとえば、子どもや家族の写真を机や壁に飾らせておいて、スカイプなど映像を介して会話をするときに、『写真ちゃんと置いてる?』と探りを入れてみるのです。きちんと映像でも見せてもらって、あるはずの場所になかったり、引き出しに隠していたら女性を部屋に呼んでいる可能性が高いですね」
とはいえ、やはり直接部屋を訪れて様子を窺うのが最も手っ取り早く、有効な取り締まり方法といえそうです。
「部屋に行くなら、ゲリラ的に襲撃しないと意味はありません。事前に知らせてしまうと証拠隠滅のための時間を与えてしまうことになりますから。『驚かせようと思って』とか『友だちに会うついでに』とか、何かしらの理由をつけるといいでしょう。妻の突然の訪問を喜ばず、焦ったそぶりを見せたり文句を言うようであれば、かなりクロに近いと思います」
離れているからこそ、たまに夫を訪ねて状況を確認することは大切。夫の気持ちまで離れてしまわないように、要所要所で妻の存在感を発揮させましょう。
(構成・文:末吉陽子/やじろべえ)