「帰宅拒否症の夫は、公園や車内、漫画喫茶などで時間をつぶす、趣味の場所や会社の人と飲みに行き、妻が寝た頃を見計らって帰ってくるようになります。その原因の多くは、妻に冷たい対応をされるため、家に居場所をなくしてしまったからです」
●こんなんじゃくつろげない! 夫が家に帰らなくなる妻の行動
夫を帰宅拒否症にしてしまう女性は、幼稚で自分勝手な行動が目立つのだという。では、妻が気を付けた方がいいNGな行動ってどんなことがあるの?
「働いている女性は疲れているせいか、機嫌が悪いことがとても多いです。仕事が終わっても家事や育児などやることがあって、いつもプリプリしています。もし、妻がそのストレスを夫や子どもにぶつけていたり、不機嫌な様子だったら家で安らげないですよね」
つまり、恐い妻がいるために夫は家庭を避けてしまうのだ。とはいえ、女性だって始終時間に追われているようでは、愛想よくすることなんて難しいだろう。そのため、家事の分担についてはちゃんと話し合っておくことが大切だ。
「家事を頼むときは、お互いが機嫌の良いときを見計らって相談しましょう。気持ちに余裕がなくてギスギスした関係のときは、満足に話し合いもできません。もし家計に余裕があるなら、たまに家事を外注して負担を減らすことも重要です」
どんな男性も妻には女性らしさを望んでいるもの。家事の頼み方が上から目線で「なんで大変なのがわからないの?」などと言うのは、言語道断だそう。優しくかわいらしくを意識すると、意外とスムーズに引き受けてくれることもあるそうだ。
●子どもを優先していたら要注意! 旦那さんは寂しがっていない?
また、子どもができてから子中心の生活になり、夫に構わず寂しい思いをさせてしまうのも、原因にあるとのこと。
「『子どもを寝かせる時間には帰ってこないで』とか『子どもがせっかくご飯を食べているのに、なんでいま帰ってくるの?』と、理不尽な文句を言われている男性もいます。ご主人を下に下に扱うと、当然帰ってこなくなります。子どものことばかり優先していたら気を付けましょう」
また、収入について少ないと文句ばかり言う、家事をまったくやらず部屋が散らかっている、なども夫が家を避ける原因になるそうだ。
夫もいきなり帰ってこなくなるわけではない。帰宅拒否症になる一歩手前の兆候として、以前より帰りが遅くなった、笑顔が少なくなった、目を見ないで話をする、などの様子が見られる場合、要注意だそうだ。もし思い当たることがあれば態度を正して、手遅れにならないうちに夫婦関係を改善していこう!
(ノオト+石水典子)