孫疲れ注意!親に子を預けるときのポイント

第155回 今日の注目を紹介! ママニュースアンテナ
働くママが増えたことで、日常的に子どもの世話を祖父母にお願いする共働き夫婦が増えているそうです。幼稚園の送迎や、食事の準備、お風呂、寝かしつけなど。孫は可愛くても、体力や金銭面での限界もあり、孫疲れをしてしまう祖父母が問題視されています。

●祖父母の体力や金銭面は限界に…

自分の両親だけに、困ったときはつい頼りたくなる存在の祖父母。孫と過ごすこと自体は、うれしくて大切な時間かもしれません。しかし、それが日常的に孫の世話をするとなると、体力的な負担が大きく、祖父母の疲労がピークに…。また、年金暮らしをしている人の場合は、孫の食事費用なども負担して、金銭面でもつらい状況に陥ってしまうケースもあるのだとか。他にも、孫中心の生活になり、自分たちのしたい暮らしができずにストレスの原因になってしまうそうです。

孫疲れ注意!親に子を預けるときのポイント

●祖父母以外にも頼り、やり方は任せる

子どもを預けなければならないときは、仲のいいママ友や近所の人、行政の子育て支援サービスなど、祖父母以外の選択肢も探しておきましょう。そうすることで、祖父母への負担を軽減することができるようになります。また、子どもを預ける際は、あまり神経質にならず、子どもの世話の方法は祖父母に任せるようにするといいのだとか。寝かしつける時間やおやつの時間などを細かく指定しまうと、祖父母のストレスの原因に。また、指定したことができていないと、自分のストレスになりかねません。子どもを人に預ける際は、普段よりも気を楽にして、相手に任せることが良好な関係を築く方法と言われています。

●親しきなかにも礼儀あり、お礼は忘れずに

祖父母だからとウッカリお礼の言葉を忘れてしまうことがあるかもしれません。ですが、それもNG。子どもを預かってもらったなら、最後には「ありがとう」という感謝の気持ちを必ず伝えましょう。祖父母は孫の世話をするにあたって、時間と労力を費やしているので、感謝の気持ちがなくてはガッカリする可能性があります。自分の両親であっても、感謝の気持ちを声に出して伝えることを忘れずに…。

小さい子がいる場合は、特に祖父母に頼ってしまう回数が増えるかもしれませんが、お世話になった分、孫疲れさせないようなケアを心がけましょう。
(文・奈古善晴/考務店)

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