「『スマホ依存』とは、文字通り四六時中スマホでウェブ閲覧やLINE、ゲームなどを行って、何よりもスマホが最優先になっている状態を指します。スマホがない状態だと不安を感じたり落ち着かなかったりという症状が表れます」(安川さん 以下同)
安川さんによると、以下のチェックリスト項目に多く当てはまる場合、スマホ依存の可能性があるという。
●スマホ依存度のチェックリスト
□利き手と逆の手でスマホをスムーズに使える。
□バッグには、いつも充電器をいれている(電池切れが怖い)
□スマホが圏外になると不安になる
□家にスマホを忘れたら、どんなに遠くでも必ず取りに帰る
□ネットで知り合った友人が5人以上いる
□スマホを握ったまま寝ていることがある
□歩きながら、または自転車に乗りながらスマホを操作する
□1日3時間以上はスマホを使う
□ネットにつなぎすぎで速度制限がかかっている
□バイブが振動していないのに、メッセージが来たと勘違いすることがある
スマホ依存のママは、料理などの家事をしているときもスマホを手放せない結果、利き手の反対でもスマホを上手に使いこなせるようになるパターンが多いという。また、トイレやお風呂までスマホを持ち込むようになったら危険信号だ。
●スマホ依存に陥りやすいママはどんな人?
「今の時代、誰しもスマホを使いますが『生活に支障をきたしている』ということがスマホ依存かを判断する基準のひとつといえるでしょう。夫や親に注意されても耳を貸さず、LINEやゲームに興じてしまうのはすでにスマホ依存の疑いがあります」
自覚がない人はもちろん、「まずいとわかっても、ついやってしまう」という人も注意が必要だという。ところで、スマホ依存になりやすいのはどのようなタイプなのだろうか。
「育児疲れやママ友との付き合い、夫との関係など、生活でストレスをためている人がスマホ依存に陥りやすいです。スマホは手軽に使えるため、ネットを通じて知り合った人との会話やゲームによって現実逃避をしている状態となっています」
チェックリストで多くの項目が当てはまった人は、危機意識をもつ必要があるかもしれない。
(北東由宇+ノオト)