春雨といえば低カロリー、そんなイメージはありませんか?食べ応えもあり、夜食やダイエットに向いてる食材として思い出されることも多いのでは。そんな春雨ですが実際のカロリーは本当に低いのでしょうか。今回は春雨のカロリーを他の食材と比べながら解説します。
そもそも春雨は何からできている?
春雨の原材料は、緑豆やじゃがいも、さつまいもに含まれるでん粉です。
一方で緑豆から作られる春雨は「緑豆春雨」と呼び、中国産のものが多く、「中国春雨」と呼ばれることもあります。緑豆春雨はコリコリとした食感が特徴的です。
じゃがいもやさつまいものでん粉を使った「普通春雨」は、国産が多いことから「日本春雨」と呼ばれることもあり、こちらの食感はもちもちとしています。
どちらの春雨も豆やじゃがいもなどのでん粉を主な原料としていることから、含まれている栄養素のほとんどが炭水化物です。
春雨のカロリーはどれくらい?
炭水化物の多い春雨ですが、実際どのくらいのカロリーがあるのでしょうか。また、乾燥状態と茹でたあとの状態ではどのくらいカロリーに変化があるのか見ていきましょう。
乾燥状態と茹で上がった状態での比較
春雨をそれぞれ乾燥状態と茹で上がった状態を100gあたりでカロリーを比較してみましょう。
■乾燥状態の場合(100gあたり)
緑豆春雨:344kcal
普通春雨:346kcal
■茹で上がった状態の場合(100gあたり)
緑豆春雨:78kcal
普通春雨:76kcal
茹でる前と後でなぜこんなにもカロリーに差が生まれるのでしょうか?
これは、茹でたことで春雨が水分を多く含み重量が増したから。そのため見かけ上カロリーが低くなっているのです。実際に食べる時のカロリーを見るのであれば、茹でたものを口にするので、そちらのカロリーをチェックすると良いでしょう。
炭水化物についても100gあたりで比較してみます。
■乾燥状態の場合(100gあたり)
緑豆春雨:87.5g
普通春雨:86.6g
■茹で上がった状態の場合(100gあたり)
緑豆春雨:20.6g
普通春雨:19.9g
カロリーと同じく、茹でると水分を含み、グラムあたりの炭水化物量が低くなります。
※出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)/文部科学省
配信: トクバイニュース