完全栄養食品「卵」の栄養素を完全解説!1日にいくつまでなら食べてもいい?

完全栄養食品「卵」の栄養素を完全解説!1日にいくつまでなら食べてもいい?

卵の効果効能

卵に含まれている栄養素には、どのような働きが期待できるのでしょうか?ひとつずつ見ていきましょう。

タンパク質で疲労回復&痩せやすい体質に

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たんぱく質は、私たちの髪や爪、皮膚、筋肉を作る材料となっており、不足すると肌がボロボロになったり、筋肉量が落ちる原因になります。
たんぱく質をしっかりと摂取することで、筋肉量を増加・維持します。筋肉がしっかりついた身体は、代謝が上がり、痩せやすく太りにくい身体をつくることにつながります。
体力もつくので、疲労回復にもなりますよ。

老化予防・美容効果

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卵には、抗酸化作用を持つビタミンAやEが含まれています。活性酸素の発生を抑えることで、細胞の老化を抑える働きが期待できます。
また、肌作りに必要なたんぱく質はもちろん、コラーゲンを増やす働きのある成分が卵には含まれています。そのため皮膚の弾力や肌のうるおいを保つ効果が期待できます。

卵にまつわるいろんな噂は本当?

卵は、食べ過ぎないほうが良い、1日1個までならOKなどさまざまな噂がありますが、実際はどうなのでしょうか?栄養学の観点から解説していきます。

コレステロールが多い人は卵を食べない方がいい?

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コレステロールが高い人は卵は食べないほうが良いという話を聞いたことがある方、いらっしゃるのではないでしょうか?

実際、卵にはコレステロールが含まれています。その量は、卵1個(可食部50g)あたり、190mg。
コレステロール値が高い人、いわゆる脂質異常症の方は、重症化予防の観点からコレステロール摂取量を1日200mg未満にするのが望ましいとされています。
卵以外にもコレステロールが含まれている食品はあるので、気になる方は卵は少なくとも1日おき程度に食べる頻度を落としたほうが良いでしょう。

1日に食べていい量は?

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健康な方が、卵を1日1個食べる程度であれば問題ありません。
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、脂質異常症などがない場合、コレステロールの摂取量の目安は決められていません。また、コレステロールは身体の中で合成されており、摂取量が多くなると合成量が少なくなるなど調節するようになっています。

しかし、いくら調節ができるからといっても、食べ過ぎはよくありません。
卵はコレステロールだけではなく、たんぱく質や脂質などを含む食品です。食べ過ぎによりカロリー過多になったり、脂質の過剰摂取により、血中コレステロールが高くなることもあります。
目安としては1日1個程度にしておくのが分かりやすくて良いでしょう。もし、1日に2~3個卵を食べたら、卵を食べるのを2~3日お休みして調整してください。

生の卵白を食べるとハゲる?

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生の卵白を食べるとハゲるという噂を聞いたことがある方がいらっしゃるかもしれません。
その理由は、卵白に含まれる「アビジン」が関係しています。

皮膚や爪、髪の健康にはビオチンという物質が関与しているのですが、卵白に含まれるアビジンと結合することで、ビオチンが吸収できなくなります。
これによってビオチンの欠乏症を引き起こし、脱毛などの症状があらわれるというものです。

実際、ビオチンが欠乏することで、脱毛が見られることがあります。
しかしビオチンは肉など、さまざまな食品に含まれているだけでなく腸内で細菌が合成されるため、欠乏することはほぼありません。
卵白を長期間大量に摂取しない限り、欠乏症が起こるとは考えにくいでしょう。(※)

※参考:「健康食品」の安全性・有効性情報(国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所)

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