●乾燥や紫外線が要因になっている
ほうれい線は、加齢による肌の水分量の減少や、顔の筋肉量の低下などで起こる、肌のたるみが原因です。しかし、他にも乾燥や紫外線、ストレス、睡眠不足が要因となって、肌が衰えてしまい、ほうれい線ができやすい状態になることもあります。また、肩こりは首から上の血流が悪くなり、顔がむくんでほうれい線をより目立たせてしまうこともあるそうです。
●日常生活の習慣を見直す
では、ほうれい線を少しでも改善するにはどうすればいいのでしょうか? まずは、朝晩のスキンケアの際にしっかりと保湿やUVケアをして、肌の乾燥を防ぐことが大切です。また、横向きで寝たり、頬づえをついたり、食事を片側だけで噛む人はほうれい線ができやすいので、習慣を見直すといいでしょう。
●顔のエクササイズや筋トレをする
前述の方法をしつつ、顔の運動をするとより効果が期待できそうです。例えば、舌まわしエクササイズ。閉じた状態の口で、舌を歯に沿って20回ほど右まわりで動かし、終わったら左まわりで同じ動作を繰り返します。これを1日に数回することで、口まわりの筋力アップにつながるのだとか。さらに、口を大きく開けて、「あいうえお」を5~10秒程度発声することでも筋力アップが期待できます。
ちなみに、笑顔になる回数が多いと、ほうれい線ができやすくなるイメージが強いですが、実は笑顔の回数が少ない人のほうができやすくなるようです。笑顔になると顔の表情筋が使われるので、ほうれい線ができにくくなるといわれています。
これから数カ月の間は、乾燥が気になる季節。ほうれい線を少しでも改善するために、たっぷり保湿をしながら顔のエクササイズをしてみてはいかがですか?
(文・奈古善晴/考務店)
※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。