●夫のクセが気になる妻は約6割
まず、夫に対して「どうしても許せないと感じる『気持ち悪いクセ』がある」と回答した人は18%。また、「許せないほどではないが、やめてほしい『気持ち悪いクセ』がある」との回答も43%に上りました。じつに全体の約6割が、夫の気持ち悪いクセに悩まされているようです。
では、その気持ち悪いクセとはどんなものなのでしょう? 具体的な内容を聞いてみたところ、トップ5は次のようなランキングになりました。
1位 食事のとき「クチャクチャ」と音を立てる 30.5%
2位 鼻をほじる 21%
3位 人前でおならをする 18.1%
4位 タンを吐く 17.1%
5位 いわゆる「犬食い」をする(食べ方が汚い) 16.2%
このように、予想通りと言うべきか生理的嫌悪感を抱く行為が上位に。また、5位の「犬食い」も含め、特に夫の食事マナーについて目につくクセが多いようです。母親であれば、同じ食卓を囲む子どもにそのクセが伝染してしまうことも懸念点でしょう。
●夫のクセを注意する妻は7割
アンケートではこのほかにも、さまざまな「夫の気持ち悪いクセ」情報が寄せられました。
「ゲップ」(20代)、「ぬいぐるみと寝たがる」(30代)、「指で鼻毛を抜く」(30代)「パンツ1枚で部屋をウロウロする」(40代)、「クッキーなど、歯につきやすいものを食べた時に、指で歯に詰まったものを取る」(40代)
ざっくり分けると「生理的なもの」「年不相応な振る舞い・マナー」に対して、嫌悪感を抱きがちなようです。
では、こうしたクセについて夫に指摘したことはあるのでしょうか?
もっともも多かったのは「『マナーがよくないから、やめた方がいいよ』などと、優しくさとす」で42.5%、次いで「『みっともないからやめて!』などと、厳しく注意する」が30.2%と、直接指摘をするという回答が7割を超える大多数を占めました。また、なかには、「夫の母親など、第三者から注意してもらう」(2.8%)や、「自分が目の前で同じことをやって、不快だと気づかせる」(2.8%)と、遠回しに気づかせようとする妻もいるようです。
その一方で、少数ながら「言うと不機嫌になるので我慢」(30代)や、「何度か指摘したけど、直してくれる様子がないから諦めた」(30代)という、夫のクセにストレスを抱えつつも我慢している妻の声も。
染みついたクセを直すのは至難の業。とはいえ、夫のクセによってストレスを溜め込むと、いつか夫婦の間にすきま風が吹いてしまうかも。そうならなないためにも、注意の仕方を工夫しながら粘り強く言い続けることで、改善につなげられるかもしれません。
(構成・文:末吉陽子/やじろべえ)