メンタリストDaiGoの「心理学で子の反抗期を乗り越える」

第2回 メンタリストDaiGoが伝授・子育ては心理学でラクになる!
テレビやメディアで活躍中のメンタリスト・DaiGoさんが、子の反抗期に悩むママたちにアドバイス! 「あぁ言えばこう言う」娘や息子にイライラしているママは、心理学で子の反抗期を乗り越えよう!

●反抗期の会話のコツは、意外にも話さないこと

「まず、人は命令されると反発し、それには従いたくないという思いが生まれます。親子の間では、その傾向がさらに強まり、反抗期ならなおさらです。勉強も、怒られて渋々やるのでは本人も納得がいかないし、素通りで身に付くはずがありません。どんな場合も命令はNG。子ども自身が選択したかのような“錯覚”をもたらすことができるメンタリストな親こそが、子を正しい方向へと導くことができるのです」(DaiGo氏 以下同)

命令する母親と反抗期の娘

片づけをしない、勉強しないなど、子どもの悪習慣は、自分自身で修正させることが必要だという。それには、子を取り巻く環境を変えることから始めてほしいと語るDaiGoさん。

「例えば、早起きを促し朝日を浴びさせる、朝食に集中力が育まれる玄米おにぎりやスムージーを与える。子ども部屋は、集中力が上がるブルーのカーテンを、壁は気持ちが落ち着くオフホワイトにし、ベッドや本棚は、勉強机から目に入らないところに置くなど、子どもを取り巻く配慮してみましょう。そして、子どもが自らの意志で“変わろう!”と思った時、いつでも変わることができることを決して忘れないでください。親は黙ってしっかりと見守る…これが大切なのです」

反抗期の会話のコツは、意外にも話さないことだという。

「多くの親がやりがちなのが、“親子コミュニケーション”という名を借りたお説教です。子どもの気持ちに寄り添うことをせず、親の意見を押し付ける行いは、子どもが心を閉ざす最大の原因です。黙って子どもの話を聞いてあげてください。親はあえて“話さない”が正解なのです。何かを伝えるのは、子どもが“すべて話せた”と満足してから後の話です。“後にしてくれる?”“~しなさい”は、親が絶対に口にしてはいけないNGワードであることを心がけて下さい」

どんな話でも耳を傾けてくれる親だからこそ、子は信頼できるという。命令や強制は禁物! 自主性を促す環境づくりや言葉かけを意識しよう。

(取材・文/蓮池由美子)

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DaiGo
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メンタリスト
慶応義塾大学理工学部物理情報工学科卒。大学在学中にイギリスのメンタリストDerren Brownに影響を受け、人間心理を読み、誘導する技術メンタリズムを学び始める。パフォーマーとしてTV出演をしていたが、現在は人間心理の理解を必要とする企業のビジネスアドバイザーや作家・講演家としても活動している。
慶応義塾大学理工学部物理情報工学科卒。大学在学中にイギリスのメンタリストDerren Brownに影響を受け、人間心理を読み、誘導する技術メンタリズムを学び始める。パフォーマーとしてTV出演をしていたが、現在は人間心理の理解を必要とする企業のビジネスアドバイザーや作家・講演家としても活動している。