食べない5歳児にイライラ…やってしまいがちな親のNG言動5つ
「周りのお友達はよく食べているのにうちの子だけ食べない」「細いし小さいし食べないし…大丈夫なの?!」という不安から、ついついやってしまうNGな言動。もしかしたら、子どもの「食べない」に拍車をかけているかもしれません。
食べなければいけないことは理解しているので、プレッシャーを与えたり食事の時間が苦痛になるような対応はNGです。
■食べないことを厳しく叱る
毎日ぜんぜん食べてくれない…という不安やイライラから、ママがついカッとなってしまうこともありますよね。心配だからこそ厳しく叱ってしまうという気持ちもよくわかりますが、逆効果になっている可能性があります。
食事のたびに厳しいお説教をされてしまうと、子どもは萎縮してしまいます。「食べれないだめな子なんだ…」と自信を失くしてしまうかもしれません。5歳の子が食べなくてイライラしたとしても、ぐっと我慢して叱るのはやめておきましょう。
■毎日口うるさく「食べなさい」と言う
わかっていることを毎日言われるのは大人でも嫌ですよね。5歳にもなれば、食べないといけないことはわかっている子がほとんどです。少食なのに毎日口うるさく「食べなさい」と言われていれば、食事の時間が苦痛に感じてしまう可能性もあります。
つい言ってしまいがちな「食べなさい」ですが、食事の時間が嫌な時間になってしまわないよう、今日から封印してみませんか。
■「食べないと病気になる」と脅す
恐怖心から食事を摂るというのは、食事本来の意義ともかけはなれていますよね。子どもに元気に育ってほしいという気持ちから「ちゃんと食べないと病気になるよ!」という言葉が出てしまっていませんか。
よく考えてみると「食べないと病気になる」というのは、子どもの恐怖心をかきたてる脅しの言葉ですね。
「食べると元気いっぱいになれるよ」「しっかり食べると風邪に負けない体になれるよ」などプラスの言葉に言い換えれば、ママも子どもも笑顔でいられますよ。
■完食を求める
完食してほしいという親の気持ちもわかりますが、少食の子に完食を求めるのはプレッシャーになるだけです。
嫌いな食べ物も克服してほしいという願いもよく理解できますが、強要は子どもにとって苦痛になってしまいます。
■きょうだいと比較する
食べることに苦手意識がうまれ、家族での食事の時間が楽しくなくなってしまします。下の子どものほうがよく食べるなんてことがあると「妹(弟)のほうがちゃんと食べてるよ!お姉ちゃん(お兄ちゃん)なのに…」とつい言いがちではないでしょうか。
年齢にかかわらず、食欲や食べられる量には個人差があります。下の子よりも食べていないと指摘されることで自信を失くしてしまうかもしれません。
食べない5歳の子に対する4つの心がけ
では、食べない5歳の子に対してママはどんなことを心がければいいのでしょうか。
■ある程度子どもに任せる
子どもの食欲や自主性にある程度任せてみるのも手です。どのくらいのタイミングでお腹がすくのか、食べないといけないことがわかっているのかなど子どもに任せてみてわかることもあるでしょう。
完全に放っておくわけではなく、子どもの意思に任せつつ様子を見るというのがポイントです。
■褒める
褒められることは子どもの自信につながります。5歳でも大げさに褒められるのはうれしいものです。1回の食事で1回は褒めてあげるようにするといいですね。
嫌いな野菜を口に入れたら、たとえ吐き出してしまったとしても「挑戦できてえらい!かっこいい!」と褒めるチャンスです。
■食べる量を強制しない
全部食べられなくても、嫌いなものを残してしまってもOKというスタンスでいるようにしましょう。残すことに対してママがピリピリしていると、子どもに伝わってしまいます。
「食べられる量を食べればいいよ」「苦手なものは一口でもOK!完食しなくてもいいよ」ということを伝えていくと、子どもも食事の時間が嫌になってしまうことはないでしょう。
■あきらめずに食卓に並べる
苦手な食材に挑戦する機会を設けることは大事です。「どうせ嫌いで食べないから…」と食卓に並べるのを諦めてしまうと、挑戦する機会がありません。いつまでたっても苦手なままになってしまいます。
味覚が変化してきて食べられるようになることもあるので、苦手な食材も諦めずに食卓へ並べるようにしましょう。
配信: たべぷろ