ママチャリで遭った危険な運転は?

第1回 親子で知っておきたい、加害者にならないための自転車のマナー
子どもの送り迎えに利用するママも多い自転車。子どもが小さいうちはなにかと便利だが、危険な運転を見かけたり、運転していて危ない目に遭ったりすることも少なくないのでは?

そこで、周囲のママに、見ていて危ないと思ったママチャリの運転や、ママチャリを使っていて起きた怖かった体験についてアンケートを取ってみた。

●これは危ない! 見かけたことがある危険運転は?

「赤ちゃんを抱っこしながら、傘差し運転をしていた」(20代)

「子どもを乗せているのに、すごいスピードで運転していた。事故になったときに大けがをさせそうで心配」(50代)

「車道から歩道に移動するときに段差で車輪が滑り、倒れてしまっていた。そのとき子どもが足を打ってけがをしていたのに、また別の日もそこを通り自転車を倒していた。子どもにヘルメットを付けさせていないし、ちょっと信じられません」(40代)

急いでいるときには、ついつい危険な運転をしがち。車の運転と違って危機感が薄れがちなため、いっそうの注意が必要だ。

ママチャリで遭った危険な運転は?

●あわや大惨事! 自分が運転中に起こしたヒヤリ経験

「自転車のカゴに物を入れ過ぎて、運転中に落下。取るためにガードレール沿いに自転車を止め、子どもを乗せたまま拾おうとしたら、その途端に倒れて、子どもの足がガードレールと自転車の間に挟まってしまいました。角度が悪かったら骨折していたかと思うと、猛省しています」(30代)

「歩道を走っていると、たまに歩行者やほかの自転車にぶつかりそうになることがあり、いつかけがをさせてしまうのではと心配。自転車は車道を走るのが前提のようですが、子どもを乗せて車道に出るのは不安です」(30代)

「上りの坂道で、前のカゴには大きい荷物を乗せ、後ろには子どもを乗せていたためバランスがとりづらくフラフラに。結局押していきましたが、急な坂道はいつも危険だと感じます。下りの坂道などで転倒したことを考えると怖いです」(30代)

ママチャリに乗っていて、ヒヤリとした経験があるママはけっこう多く、ちょっと気を抜いたときに、子どもにけがをさせてしまった人は少なくなかった。

重い荷物や坂道など、車体のバランスが悪くなる状態での運転は避けるのがベスト。大切な子どもを乗せて運転していることを念頭に、安全運転を心がけていこう!
(石水典子+ノオト)