●トルコ発祥のコーヒー占い
トルコでは、カップの底に残ったコーヒー粉の模様で、飲んだ人の運勢を占う「コーヒー占い」が、昔から行われているそうです。イスタンブールのベイオール地区には、コーヒー占いカフェがたくさんあるのだとか。トルコのコーヒーは、コーヒー豆と水を一緒に入れて煮出し、上澄みを飲む方法がメジャーで、カップの底には、大量の粉が残るのだそう。
●コーヒー占いのやり方は?
1)飲み終わったら、ソーサーをカップに被せ、カップを逆さにします。
2)液体と粉が分かれて、乾くのを待ちます。
3)カップに残った粉の形をもとに、占います。
カップの下半分は過去を、上半分は未来を表すという見方。また、取っ手に近いほど、自分に身近な出来事、取っ手から遠いほど、関わりはあるが、やや遠い出来事を表すのだそう。インスタントコーヒーだと、粉が残ることはありませんが、シミのようなものができますよね? その図形から判断して、占うことができます。
●占いの結果は…
カップに残った粉の形別に、以下のような意味合いを表すそうです。
人:心が弱っていて、人恋しい。
植物:仕事に追われて疲れている。
鳥:遊びたい。気分転換が必要。
三角形:変化が訪れる。上向きはよい変化、下向きは悪い変化。
犬:信頼できる友人が助けを必要としている。
鍵:願いが叶う環境が整っている。
ただの図形:情緒不安定。仕事とプライベートが近すぎる。
朝にコーヒーを飲む人は、飲み終えたら、カップの底を覗いてみてください。満月型はラッキーデー、半月型は平凡な一日、三日月型は最悪な一日という見方もあるそうです。できれば、インスタントよりもドリップのほうがハッキリ見えます。普段、何気なく飲むだけのコーヒーにも占いという楽しみがあるとは驚きですね。ぜひ、お試しください。
(文・明日陽樹/考務店)