旅気分も味わえる♪ハマる人が続出の、むっちん(@muccinpurin)さんの魅惑のレシピ

旅気分も味わえる♪ハマる人が続出の、むっちん(@muccinpurin)さんの魅惑のレシピ

思わずおなかが鳴りそうなお料理写真と、キャプションに綴られる楽しさいっぱいのレシピ説明で人気のフーディスト・むっちん(@muccinpurin)さん。明るいキャラクターを慕うフーディスト仲間も多く、コメント欄はいつも賑わっています。今回はそんなむっちんさんに突撃インタビュー!ハマる人が続出する魅力的なレシピは、一体どんな風に生まれてくるのでしょう?ご本人のおすすめレシピもお伺いしました!

むっちんさんプロフ写真
むっちん(@muccinpurin)さん
パティスリーに就職後、料理道具専門店や食品メーカー勤務を経て、料理家として独立。SNSやレシピサイトへの料理投稿やwebメディアでのコラム執筆で活躍。著書に『むっちんさんの極上だれでパパッとごはん』。
<Instagram>
<YouTube>

東南アジアが大好き!日本で手に入る材料で「旅ごはん」を再現

——Instagramにお料理を投稿しはじめたきっかけはどんなことだったのですか?

「もともと忘れっぽいので、旅行先や外食で食べた料理を写真で残そうと思ったのがきっかけです。最初は外食の食事記録と自作料理の投稿が半々でした。当然、人に見られることは意識していないので、スマホ撮影でレタッチもナシ。過去の写真を振り返ってみましたが、よく投稿していたな、というレベルでした」

——Instagramでお料理を発信するようになってから、ご自身や周囲で特に変化したことはありますか?

「Instagramにあげるあげないにかかわらず、料理は必ず写真を撮るようになりましたね。おいしかった外食は再現するためのアイデアとして、自作の料理はよくできれば記念に、失敗すれば戒めに(笑)。撮影の練習もかねて、とにかく写真を撮るようになりました。

次第にフォロワーさんも増え、料理の仕事をするようになってくると、食事に行った際など、友人や家族が撮影に協力してくれるようになりましたね。“料理撮影も仕事のうち”と思ってくれてるのかな?とてもありがたいですね」

——お料理のアイデアは、どんな風に思いつくのですか?

「東南アジアを旅するのが大好きなので、現地で食べた記憶を頼りに、日本で手に入る調味料で再現することが多いです。むしろ、レシピを作るために旅行をしていると言っても過言ではありません。

屋台なら料理をしている様子をじっと見たり、パッション頼りの身振り手振りで作り方を聞いたり、現地でクッキングクラスがあれば参加したり…実際に自分の舌で味わうことでレシピに説得力が出る気がして、とにかく旅行先では太ることを気にせず食事に課金しています(笑)。

あと、日本でアジア料理はとても人気があるので、作り方自体はネットやレシピ本に多数掲載されています。だから私は作り方だけでなく、旅先でのエピソードや意外と知らない現地のあれこれを盛り込んで、おうちでも旅行気分を楽しんでもらえればな、と。例えば東南アジアではうま味調味料が必需品だとか、アジアには欠かせないイメージのパクチーは、日本ほど山盛り出てこないとか…自分がレシピを見る側に立ったとしても、背景が語られていると魅力的に感じるので、そこを意識しています。ここ数年は気軽に旅行に行けない日々が続いているので、『妄想アジアごはん』というかんじで、旅行気分に浸りながらレシピ考案を楽しんでいます」

むっちんさんの「魅惑」のレシピのヒミツ

——スタイリングやレシピを考える上で、一番力を入れているポイントや配慮していることはなんですか?

「実は基本に忠実なレシピが大好きなんですが、ありがたいことに今の世の中には基本的なレシピがあふれているので、ひとひねり加えるようにしています。基本的にはスーパーなどで気軽に買える食材や調味料を使うようにしていますが、その中でも、どうしても余りがちな調味料を使いきれるレシピを考えるのは好きですね。冷蔵庫で化石になりそうな焼肉のたれとか、買ったはいいが使い切れないスイートチリソースとか。忘れかけていた存在で料理を活用してグッとおいしくなるって、すごく得した気分になるんですよね!

あとはちょっとした背徳感も大切にしています。高カロリーとわかっていても食べたくなるような料理は、『みんなで食べれば怖くない』的な心理が働くためか、評判がいいですね。みなさまへのカロリーのお裾分けです。

スタイリングはセンスがないので毎回迷子ですが、アジア料理の時は旅先で買った食器などを取り入れることも多いです。料理自体にかなり寄った写真が多いので『スタイリング』と言うほどではないかもしれませんが、料理がおいしそうに見えるのが一番なので、あまり柄物の器は使わないようにしています」

関連記事: