●地下アイドルは、見て触って育成する時代!
「最近では、全国各地に、会いに行ける“イケメン地下アイドル”が存在します。今は大ブレイクしてしまった“超特急”や“EBiDAN (恵比寿学園男子部)”も、元々は地下アイドル。女性の“いつか私たちの手で地上に出してあげるんだ!”という育成欲、発掘欲を見事に刺激し、今や“地下アイドル”と呼ばれるイケメンたちは、数え切れないほど存在すると言われています」(沖氏 以下同)
熾烈な争いを展開するアイドル産業。そのためイケメンたちは、ファンがよそ見をしないように、神対応の上を行く神対応を見せるという。
「肩を抱く、バッグハグはもちろん、次回もファンに来てもらうため、ファンに対しての神対応は当然です。塩対応なんてもってのほかです。おしゃべりも、ファンの子の気がすむまで対応する子がほとんどなので、ライブ後のチェキ会は、何時間に及ぶこともありますよ。彼らはチェキや物販などでギャラを得る場合もあるので、その分のサービスは惜しみません」
身近過ぎることから、思わぬ事態に発展することも…。
「出待ちしているファンに“おごるから”と言われて、一緒に食事に行ってしまったり、数人のファンが、アイドルをめぐって血みどろな争いになったり…。家までファンがついてきて、思わず入れてしまう子もいるようです。ただそういうアイドルたちは、たいてい上に登らないまま消えてしまいますよね。長生きする実力派のアイドルたちは、とても賢く、決して目先の欲に流されない。サービスは神対応だけど、ファンとは正しい線引きをして、自分を極めていくことに時間を費やす。そんなイケメンが、やがてプロとして成功していきます」
かつて斎藤工も出演していたという「沖直実のいい男祭り」。沖氏は長きに渡り、様々なイケメン企画をプロデュースしている。
「最近手掛けたのは“イケメソ宅急便”です。これは、自分が指名したイケメンが会社や女子会の席に現れ、みんなで一緒に泣ける動画を見て、女子たちに思う存分泣いてもらうという企画で、大変好評を頂いています。3月からはイケメンとのオフ会にも参加できる『イケメン評論家・沖直実のやっぱりイケメンが好き♡』(DMMLounge)もスタートするので、こちらもぜひチェックして下さいね」
もはやイケメンは見るだけでなく、見て触って応援する時代。ママのありあまる育成欲で、地下のイケメンたちを地上に出すサポートをしてみては?
(取材・文/蓮池由美子)