これは私が大学1年生の冬のお話です。校則の厳しかった高校生活から開放され、「大学ではオシャレするぞ!」と私はとてもはりきっていました。そして、大学生活を順調に過ごしていたある冬の日、ふと気づいたのです。「あれ? 私、生理がずっときていない?」と……。
始まりはダイエット
私は中学・高校ととても校則の厳しい女子校に通っていました。メイクはもちろん禁止で、髪を染めるのもNG。靴下まで学校指定の物を使わなければいけないほどでした。
テレビでかわいいアイドルに憧れてファッション雑誌をよく買っていた私。オシャレをしたい気持ちが強かったのですが、校則に逆らうほどの度胸も持ち合わせていなかったので、「大学に行ったら絶対オシャレするぞ!」と心に誓って学校生活をなんとか乗り切ったのです。
晴れて受験が終わってから、私は決めていた通り「大学デビュー」しました。メイク用品を揃えて、髪も染めて、かわいい洋服を買って、それらが似合うようダイエットも始めました。
ダイエットは順調で、1カ月に1~2kgと少しずつですが痩せていき、もともと156cm、52kgだった体重は、大学1年生の冬には40kgを切るくらいになりました。
「あれ…? 生理は…?」
みんなに「痩せたね!」と褒められて有頂天だった私は、ある日ふと、気づきました。「あれ…? 私、生理がずっときていない?」と。
思い返すと、生理が最後にきたのは3カ月も前。正直、生理は面倒だったので、こなくなってもたいして気にしていませんでした。
けれど、今まで生理は順調だったし、セックスもしていないのにさすがにおかしい!と、思い切って母に相談し、人生で初めて婦人科に行くことに。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)