【ゴーヤの苦味取り】一番苦味が抜ける方法はどれ?アイデア7つを検証

【ゴーヤの苦味取り】一番苦味が抜ける方法はどれ?アイデア7つを検証

ゴーヤの苦味取りアイデア7つ

ではゴーヤの苦味取りの方法を7つご紹介します。やりやすさや、作りたい料理によってやり方を選びましょう。またどの方法がベストなのかは、最後の検証結果を参考にしてください。

1.水にさらす

ゴーヤを切ってから水にさらすことで、切り口から水溶性の苦み成分が溶けだします。5分ほどでもOKですが、さらに苦味を抜きたい場合は10~15分、しっかり浸けておきましょう。

薄切りにしたゴーヤは、水をたっぷり張った容器に入れます。

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5分ほど経ったら1枚食べてみて、まだ苦いようであればさらに5~10分ほど浸けます。ザルにあげ、水気を切ってください。

炒め物にする際は、食感の変化がない水にさらす方法が良いでしょう。

2.塩もみする

塩もみすることでゴーヤの水分が抜け、同時に苦み成分も溶けだします。塩はゴーヤに対して1~1.5%ほどの量を使いましょう。

薄切りにしたゴーヤ1本に対し、塩2g(小さじ1/3)を振ってよく混ぜ合わせます。

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10分ほど置くと水気が出てきます。

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手で水を絞って、和え物や炒め物に使いましょう。

塩もみしたあとに水洗いすると水っぽくなるため、基本的には不要です。塩気が気になる場合や、より苦味を抜きたい場合はサッと洗い、絞って使うのも良いでしょう。

3.塩+砂糖もみする

塩だけでなく砂糖も加えることで、苦味が気になりにくくなります。

薄切りにしたゴーヤ1本に対し、塩2g(小さじ1/3)、砂糖小さじ2ほどを振って混ぜ合わせます。

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10分ほど置くと、水気が出ます。

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水を手で軽く絞りましょう。砂糖の甘みも調味料として、そのまま使えます。炒め物や和え物に活用できます。

4.熱湯をかける

熱湯をかけることで、苦み成分を抜きます。塩気をつけたくないときや、ゴーヤの食感を活かしたいときに向く方法です。茹でる場合に比べ、食感が残り栄養成分も抜けにくくなります。

薄切りにしたゴーヤをザルに入れ、たっぷりの熱湯を回し掛けます。

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そのまま冷まし、よく水気をとってから使いましょう。和え物やおひたし、炒め物に使えます。

5.茹でる

たっぷりのお湯で茹でることで、苦み成分が抜けます。塩を少々入れて茹でることで、薄く塩味もつき苦味が気になりにくくなります。

たっぷりのお湯1.5リットルに対し、塩大さじ1ほどを入れ、薄切りにしたゴーヤを入れます。

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1分ほどでザルにあげ、そのまま冷ましてください。和え物やお浸しなどに使えます。

苦味をさらに抜きたい場合は3~5分茹でても良いですが、シャキシャキした食感がなくなり、また栄養成分も抜けやすくなります。

6.電子レンジで加熱する

ゴーヤに塩を振って電子レンジで加熱すると、水分が抜けて苦味も抜けやすくなります。

ゴーヤ1本に対し塩2g(小さじ1/3)を振り、耐熱容器に入れて電子レンジ(600W)で1分ほど加熱します。水分が飛びやすいよう、ラップはかけずに加熱します。

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水気を切り、炒め物にする場合はそのまま使い、和え物にする場合は粗熱が取れてから手で絞って使いましょう。

7.油で炒める

ゴーヤの苦み成分は、油とあわせることで気になりにくくなります。サラダ油やごま油で炒めたり、マヨネーズやツナ油漬缶と和えたりすると良いでしょう。

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炒める場合は、1~2分ほど、サッと炒めると食感が残りやすくなります。

生のまま炒めても苦味が抜けますが、塩もみや水にさらすなどほかの方法とあわせて実行すると、より苦味を減らせます。

【徹底検証!】どの方法がベスト?

ゴーヤの苦味取りの7つのアイデアを紹介しましたが、一番苦味が抜ける方法はどれなのでしょうか?

筆者はゴーヤの苦味が大好きなのですが、苦手な家族の協力も得て、一覧表にしてみました。筆者と家族による主観にはなりますが、参考にしてみてください。

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食べ比べてみた結果、一番苦味が抜けて食べやすかったのは「塩+砂糖もみ」の方法でした。ゴーヤがとにかく苦手な方にもおすすめできる方法だと思います。

どの方法も、生の状態に比べると苦味が抜けていましたが、抜け具合にはっきりと差が出ていました。

以下、それぞれの感想をさらに詳しくお伝えします。

<1位>塩+砂糖もみ

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一番苦味を感じなかったのは「塩+砂糖」でした。苦味が抜けているだけでなく、砂糖の甘みが加わることで、さらに苦味を感じにくくなりました。

家族も「これなら食べられる」と高評価。甘さもすごく甘いというわけではなかったので、このあと和え物にしても違和感なく食べられました。

<2位>茹でる(1分)

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苦味の程度は1位と同じくらい抜けていました。砂糖の甘さがない分、ゴーヤの風味が少し残っています。

苦味が好きな筆者は少し物足りませんが、家族は「ちょっと苦味を感じる」と言っていました。

茹でたことで食感はやわらかくなってしまいますが、噛む力の弱い小さな子どもにはちょうど良いかもしれません。また茹で時間をさらに短く調整しても良いでしょう。

ゴーヤに甘みをつけたくない場合にもおすすめできる方法です。

<3位>電子レンジ

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1位2位ほどではありませんが、かなり苦味が抜けていました。塩もみしたあとに電子レンジにかけたのですが、塩もみしただけの場合に比べ、苦さが抑えられています。

筆者はやや物足りない苦味、家族は「苦味は感じるがギリギリ食べられる」とのこと。食感は茹でたときと同じくらいやわらかめでした。茹でる手間が惜しい方は、電子レンジが手軽でしょう。

<4位>油炒め

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生のゴーヤをそのまま炒めただけなのに、かなり苦味が減っていて驚きました。塩もみしたものを炒めるなど、ダブルで苦味抜きをするとかなり苦味を減らせそうです。

筆者はまあまあ満足する苦味、家族は「ギリギリ…なんとか食べられるけど苦い」と言っています。

炒めるだけでOKなので、ゴーヤチャンプルーなどは苦味抜きせずに作っても良いのかもしれません。

<5位>塩もみ

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塩もみしたゴーヤは、生のゴーヤに比べると苦味が抜けていますが、苦味があるとはっきりわかります。

筆者にとってはほど良い苦味。筆者はこのくらい苦さが残っている方が好きです。家族には苦かったようで、食べている途中でギブアップ。

このあと味つけすれば苦味は気になりにくくなるとは思いますが、苦手な方は別の方法で苦味を抜いた方が良いかもしれません。

<6位>熱湯

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生のゴーヤにたっぷりの熱湯を回しかけました。食感が残りシャキシャキ感は良いのですが、苦味は結構感じます。

家族はこれも食べている途中で苦いとギブアップ。筆者はほどよく楽しめる苦さでしたので、ゴーヤ好きの方には良いでしょう。

電気ケトルでお湯を沸かせば、鍋を出す手間なく簡単にできるのも魅力に感じました。食感を残したいときに良いでしょう。

<7位>水にさらす

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水に5分ほどさらしましたが、食べ比べた中で一番苦味を感じました。筆者も苦いと思いましたし、家族も苦すぎて無理だったようです。

とはいえ、生のゴーヤを食べるよりは、はるかに苦味は抜けています。シャキシャキ食感も楽しめるため、ゴーヤ好きの方で食感を楽しみたい方にはおすすめできます。

また、このあと炒めるなどの調理をすると、さらに苦味が抜けるでしょう。

<8位>何もなし

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最後に、何もしていないゴーヤもお試し。何も苦味を抜かない状態のゴーヤは、苦味だけでなく青臭さもダイレクトに感じ、「ザ・ゴーヤ」という印象。ゴーヤ好きの筆者でも、ちょっと苦すぎる、という感想でした。

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