保育園の転園手続きやベストタイミングと押さえておきたいポイント

保育園の転園手続きやベストタイミングと押さえておきたいポイント

保育園を転園したいと考えているなら、まずは後悔しないように手続きやタイミング、いつ伝えるべきかについて学んでから決断しましょう。保育園転園してよかったと感じられている方もたくさんいらっしゃいますが、中には子どもが新しい保育園に馴染めず、かわいそうだと感じてしまうケースも…。まずはこの記事を参考にしてよく考えてみてくださいね。

転園に必要な手続きをチェック

それでは、保育園の転園に必要な手続きをさらに詳しく見ていきましょう。必要な書類がたくさんあるので、漏れがないようにしっかりと確認することが大切です。

転園に必要な手続きは主に「退園届の提出」「転園届の提出」ですが、引っ越しによる転園の場合は「住民票の移動」もしなければなりません。それでは、保育園転園に必要な手続きについて、それぞれ解説していきます。

退園届の提出

保育園を転園するためには、まず退園届の提出手続きを行いましょう。提出期限は一般的に退園する月の末日までとされていることが多いようです。保育園に退園届を確認してもらったら、その保育園を管轄する自治体の窓口に提出しましょう。

自治体により退園届の提出期限が違ったり、他に提出書類が必要になったりする可能性もあるので、事前に各自治体に問い合わせて確認されることをおすすめします。

転園届の提出

退園届を提出したら、次は転園届の提出をします。保育園を転園する際には、保育の必要性を判断してもらい、「保育認定(2号・3号)」を受けなければならず退園時よりも提出書類が増えるため注意が必要です。

転園届の提出の際に必要な書類をまとめてみましょう。

・転園申込書

・支給認定申請書

・保育の必要性を証明するための書類

・マイナンバーカード

※マイナンバーカードで税額が確認できない場合は次のいずれかが必要

・特別徴収税額の決定通知書のコピー

・所得課税証明書のコピー

・非課税証明書のコピー

保育園の転園手続きには公的な書類が多く必要となりますね。保育園を利用するには、支給認定申請書と保育の必要性を証明できる書類を提出して認定を受けます。

保育の必要性を証明できる書類はそれぞれのご家庭の状況により変わりますが、たとえば仕事で保育が必要な場合なら就労証明書、病気のため保育が必要なら診断書などです。保育園の料金は世帯の所得から決まるので、税額を証明できる書類も必要。

これらの提出書類をすべて準備したら、転園を希望する保育園を管轄する自治体の窓口に行って転園を申し込みます。

保育園を転園する際の押さえておきたいポイント

ここまで保育園の転園手続きについてお話してきましたが、後悔しないためには、転園の際に押さえておきたいポイントがたくさんあります。「保育園転園してよかった」と思えるように、ポイントをチェックしてから転園を決意しましょう。

転園するタイミングを吟味する

もし転園するタイミングを選べるなら、保育園の定員に空きが発生する年度初めがベストタイミングです。

最初にお話したように、保育園の転園が難しいと言われるのは、定員に空きがないことが最大の理由。年度初めであれば進級で定員に空きが出るので、転園先の保育園を見つけやすいはずです。

今の保育園に転園をいつ伝える?

保育園の転園をいつ伝えるべきかタイミングに迷う方もいらっしゃるかもしれませんが、転園日が決まったらできる限り早めに保育園に伝え、退園届を提出してください。

いつ伝えるべきか迷っていて月をまたいでしまうと、たとえ転園後であっても来月分の保育園料金が発生します。退園を決断したらすぐに退園届を準備して、早めに提出しましょう。

転園による子どもへの影響を考える

遠方への引っ越しなど致し方ない場合は別ですが、保育園や保育士さんが合わないという理由で保育園を転園したいと思われる場合は、子どもへの影響についても考慮したいですよね。

保育園を転園すると、それまでの保育士さんやお友達と離れてしまうので子どもがかわいそうと感じられる方もいらっしゃるでしょう。環境の変化でストレスや不安を感じてしまう子どももいると思います。

もちろん、転園先の保育園でもお友達をたくさん作り、楽しく過ごせる可能性もあります。ただ、子どもに転園をすることを伝えたり、転園後の子どもをフォローしたりすることは大切です。

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