マリッジブルーの症状と原因|5つの対処法を弁護士が解説!

マリッジブルーの症状と原因|5つの対処法を弁護士が解説!

3、 マリッジブルーになる原因

では、マリッジブルーになる原因について見ていきましょう。

原因は些細なことかもしれません。

原因を知ることで正しい対処法が見つかるはずです。

(1)親と離れたくはない

結婚し名字が変わる場合、結婚相手の家庭に入ることを意味しています。

これまで生み育ててくれた両親と決別する意味が込められていると大げさに感じてしまうのかもしれません。

確かに両親と一緒に暮らすことは結婚後はないことでしょう。

しかし、結婚したとしてもあなたの両親は今までと変わりません。新たに家族が加わるだけです。

頭では理解していても、これまでの関係性がなくなってしまうかもしれないと不安や寂しさを感じてしまうことがマリッジブルーの原因です。

これまで両親に依存していた女性には特に大きな衝撃があるものです。

もしもあなたが両親に頼って生きていたのならマリッジブルーの原因は両親と離れたくないことが起因しているのかもしれませんね。

(2)忙しくて自分の時間が持てない

忙しくて自分の時間が持てないこともマリッジブルーを引き起こします。

結婚式場との打ち合わせ、両家の顔合わせと結婚までの休日はほとんどありません。

これまで休日は彼氏とのデートや自分のための時間だったのに結婚が決まった途端に急に時間に追われることになります。

こんなに忙しいなら結婚なんて決めなければ良かったと感じることもあるでしょう。

そして、結婚の打ち合わせなどに彼氏が積極的に参加できない場合には、彼氏に対する不信感も募るというものです。

女性の場合には時間に追われるうちにマリッジブルーになることが多いのかもしれません。

(3)主婦業に自信が持てない

結婚生活を思い描いた場合に、家事に自信が持てないと焦りますよね。

上手に料理が作れないかもしれない、洗濯をしたことがない、などと女性の場合には、憂鬱になってしまうかもしれません。

花嫁修業と考えて、実家で練習してみても、ダメ出しが多かったり、思った通りにできない場合には、結婚に対する自信が揺らいでくることもあるでしょう。

主婦業が上手にできないという焦りからもマリッジブルーを引き起こします。

普段から掃除などが苦手な場合でもそうです。

もしも彼氏に呆れられたらどうしよう、などと感じてしまうかもしれません。

男性が一人暮らしでなんでもできるケースでは余計にプレッシャーがかかる可能性もあるでしょう。

彼氏が優しく、「僕も手伝うよ」と声をかけた場合には余計に女性としてのプライドから頑張ろうとして焦るという悪循環にも陥るケースもありますよね。

(4)母になる覚悟が持てない

結婚するということはいずれ子供を産み育てていく覚悟も必要です。

彼氏との将来像を思い描いてみて、男性が子供を早くに望んでいる場合には、女性には相当のプレッシャーがかかります。

仕事が楽しく、まだ働きたい女性にとっては憂鬱の原因になることも。

そもそも子供が嫌いだったり、育児をやりたくない女性には結婚だけでも憂鬱になってしまうかもしれません。

育児対する不安からマリッジブルーになるケースもありますよね。

周囲の友人の体験談なども耳に入っているかもしれません。

確かに育児は女性にとっては一大イベント。

自分の人生を子供に捧げる覚悟が必要になってきます。

結婚してすぐに育児が始まるわけではありませんが、考えないわけにはいきません。

このようにさまざまな要因が複雑に絡み合って、マリッジブルーを引き起こすケースも考えられます。

(5)簡単に決めていいのか?

プロポーズの受ける側だったのが女性のケースでもマリッジブルーを引き起こします。

プロポーズ当初は嬉しい気持ちが先立って、後先考えずに即答で「OK」と答えてしまうこともありますよね。

しかし、そのプロポーズは告白と同レベルの簡単な答えだったのかもしれません。

これからの結婚生活を思い描いてみると現実的に厳しい部分が見えてきます。

例えば彼氏が長男だった場合には、義理の両親との同居を考えるケースもあることでしょう。

プロポーズを受けたときには何も考えずに彼氏を好きだという心だけで受けてしまったかもしれません。

しかし、現実的な結婚生活は思い描いていたものとは違うケースもあります。

後から考えて、「簡単に決めすぎたかも?」と後悔してくる女性がいることも事実。この心はマリッジブルーに繋がっていきます。

4、 マリッジブルーのタイミングで本当に結婚すべきか考えるべき

もしもあなたがマリッジブルーの症状に当てはまり、原因にも思い当たる節があるなら、一度立ち止まって本当に結婚したいのかを考えてみましょう。

もしかしたらあなたは自分の年齢を懸念して「最後のチャンスかもしれない」とは感じてはいませんか?

しかし、焦りの心から結婚するのは正しい選択とは言えません。

マリッジブルーになる原因の中に彼氏に対する不信感があるのなら、不信感を先に払拭してから結婚に踏み切るべきです。

嫌な部分に目をつぶって結婚しなければいけないということはありません。

結婚前ならまだ踏みとどまることができますよ。

戸籍上結婚してしまった場合には、後戻りはできません。

今一度自分の正直な気持ちと向き合ってみましょう。

もしも家事に自信が持てないならば、結婚前に同棲してみるという手段も考えられます。

マリッジブルーが深刻化してしまう前に結婚について今一度よく考えてみましょう。

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