●てまり寿司
まずは魚介など、普通の江戸前寿司で握られるネタを使った、定番のてまり寿司の作り方から。
材料(4人分)は、寿司飯(600g)、各種刺身(5切れずつ)、イクラ(適量)、大葉(適量)、レモン(適量)、サヤエンドウ(適量)、練りワサビ(適量)、たまりじょうゆ(適量)。
1)寿司飯を30gずつ、20個に軽く丸めておきます。
2)ホタテは半分の厚さで、ボイルエビは殻を剥き、尾を落とした状態でそれぞれ観音開きにします。
3)大葉は軸を落とし、縦に半分に切ります。
4)ラップを手のひらにのせて刺身、寿司飯をのせ、ラップの四隅を持ち、茶巾のように絞って形を整えます。
5)イカは、イカと寿司飯の間に大葉を挟んで包みます。
6)底になる方を少し平らに抑え、ラップを外して、中心に彩りよくイクラ、大葉、レモン、サヤエンドウでトッピングをしたら完成です。
お好みでワサビとたまりじょうゆを塗りましょう。
●鶏と卵のそぼろてまり寿司
甘辛の味付けと酢飯の相性が抜群! 子どもが大好きなそぼろを使ったレシピです。
材料(10個分)は、鶏ひき肉(100g)、しょうゆ(大さじ1杯)、砂糖(大さじ2杯)、卵(1個)、塩(少々)、酒(大さじ1杯)、ご飯(2膳分)、寿司酢(大さじ2杯)。
1)小鍋に鶏ひき肉としょうゆ、砂糖の半分を入れ、強火にかけて水分を飛ばして鶏そぼろにします。
2)小鍋に卵と砂糖の残り、塩、酒を混ぜ合わせ、弱火にかけながら卵がポロポロになるまで菜箸4本で大きくかき混ぜ卵そぼろにします。
3)ごはんとすし酢を切るように混ぜ、ラップにそぼろをティースプーン1杯くらいのせ、ごはんを大さじ1〜2杯くらいのせて包み、ラップを外したらできあがりです。
●アンパンマンてまり寿司
子どもも大喜びのアンパンマンの形をしたてまり寿司です。
材料(2個分)は、ご飯(茶碗1杯)、のり(八つ切り2枚)、ニンジンの先端部分(6スライス)、卵(2〜3個)、片栗粉(少々)。
1)フライパンをあたためて濡れ布巾の上に置き温度を調節しながら、溶き卵と水溶き片栗粉を混ぜたものを入れ、薄焼き卵を作ります。
2)ラップに薄焼き卵、ご飯の順にのせて、ラップごとギュッとして、のりで目と口、ニンジンの先の方を薄切りしたもので、ほっぺと鼻を作ります。
3)鼻のテカリはマヨネーズで表現すればアンパンマンのできあがり!
このレシピだとアンパンマンしか作れませんが、表情を変えたり、ご飯をケチャップライスにしてオムライス風にしたり工夫すると、より楽しめます。
外でまったり、お花見やピクニック。温かい陽気に包まれながら、おいしいお弁当をみんなで囲む光景は、この季節ならでは。しかし、この時期はお弁当に限らず、食品の衛生管理もしっかりしないといけません。「あまり早く作りすぎない」「保冷材を入れる」など工夫して、楽しい時間にできたらいいですね。
(文・姉崎マリオ/考務店)