5、こんな時はどうなる?名誉毀損に関するQ&A
最後に名誉毀損に関するよくある質問に回答します。
(1)悪口を言いふらされてから時間が経過しているが訴えられるのか
悪口を言いふらされてから時間が経過している際にも相手を訴えることができるのか疑問に感じている人もいるでしょう。
名誉誉棄損罪の公訴時効は3年なので、名誉棄損行為をしたときから3年が時効となっています。悪口を言いふらされてから時間が経過しているものの相手の刑事罰を望む場合は早めに告訴状を提出するようにしましょう。
(2)名誉毀損の証拠を残すには
名誉毀損の証拠は目に見える形で残っていることが少ないので、証拠による立証のハードルは高いです。
口頭での名誉毀損を証拠として残す場合は、発言の録音、発言をしている現場の動画撮影、目撃者の証言等が証拠となります。
インターネット上での名誉毀損を証拠として残す場合は、名誉毀損発言が記載されているページのURL、発言のスクリーンショット等が証拠となります。
自分でも名誉毀損の事実の把握をしっかり行うために、いつ、どんな出来事があったのかメモ等で具体的かつ詳細に残しておくようにしましょう。
(3)弁護士費用はどれくらいかかるのか
弁護士費用については事務所や事件内容により異なりますし、犯人がわかっているのか、示談だけで済ませるのか、刑事罰まで望むのか等によっても解決までにかかる期間や弁護士費用は変わってきます。
弁護士に相談する際に費用についても確認しておきましょう。
6、悪口を言いふらされ名誉毀損罪で訴えたいときは弁護士へ相談
悪口を言いふらされて加害者を名誉毀損罪で訴えたいときは弁護士へ相談しましょう。加害者が悪口を言いふらすということは、あなたに対して何らかの好意的でない印象を抱いている可能性が高いです。あなたが危ない目に遭わないためにも、弁護士と相談しながら慎重に進めていきましょう。
配信: LEGAL MALL