3、モラハラに効く言葉の効果的な使い方
モラハラに効く言葉を紹介しましたが、これらの言葉はモラハラ発言を封じ込めるためのものではありません。
あくまでも夫に素直な心を取り戻してもらうための言葉です。
この観点から、モラハラに効く言葉をより効果的に使えるように次のことを意識しましょう。
(1)夫を非難しないこと
モラハラ夫は非難されれば逆上し、モラハラ行為をエスカレートさせます。
なぜならば、モラハラ夫はプライドが高く、承認欲求が強いため、非難されることが一番嫌いだからです。
よりモラハラに効く言葉を効果的に使うには、非難するような言葉を避けましょう。
夫の意見や考えを正したい場合にも、まずは「なるほど」「そうなんだね」と一度夫の意見を受け入れてから「私は○○だと思う」という自分の意見を伝えるようにすれば、意見が受け入れられやすくなります。
(2)聴き上手になること
モラハラ夫は承認欲求が高いため、相手に自分の話を聞いて欲しいと考えています。
そのため、モラハラ夫の話には相槌を打ち、興味を持って話を聞いているという姿勢を持つことが大切です。
反対に、そっけない素振りで相槌を打たずに話を適当に聞いてしまうと、モラハラ夫は心が満たされずに逆上してしまいます。
「すごいね」など途中で褒める言葉も混ぜながら、「それで?」など話を引き出してあげるとより効果的です。
(3)共感すること
モラハラ夫にとって自分の意見や考えは絶対的であり、否定されることを嫌います。
そのため、「そうなんだ」「なるほど」など共感をすることが大切です。
話に相槌を打って共感するだけではなく、感情にも共感するとより効果的です。
怒りや悲しみ、喜びなどの感情に共感されると、モラハラ夫も安心感を覚えて心を開きやすくなります。
また、共感してもらえると仲間意識も高まるため、モラハラ攻撃の緩和にも繋がると考えられます。
4、モラハラに効く言葉の効果が感じられないときの対処法
モラハラに効く言葉を試してみたものの、なかなか効果を感じられないというケースもあるでしょう。
モラハラに効く言葉の効果が感じられないときには、次の方法で対処してください。
(1)根気よく取り組むこと
モラハラに効く言葉を何度か言っただけでは、効果を感じられにくいことも多いでしょう。
人の性格は簡単には変わらないため、根気よく取り組む必要があります。
効果が出るまでには個人差がありますが、長期的な目線で取り組むことが大切です。
夫が心を開いてくれるまで、モラハラに効く言葉を言い続けてみましょう。
(2)モラハラは治るのか?
そもそもモラハラは治るのかということに疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
根気よくモラハラに効く言葉を試しても、効果が感じられなければ「もうモラハラは治らないのではないか」と不安になるものです。
モラハラは治る可能性もありますが、そのためには本人の治そうという意思が必要です。
夫自身がモラハラを治したいと心の底から考えることが不可欠だと言えます。
また、モラハラが改善されるまでには時間がかかるということも知っておかなければなりません。
(3)一人で抱え込むのは禁物
夫のモラハラが改善されずに苦しんでいる場合には、一人で抱え込むことは避けましょう。
一人で悩んでいれば、あなたが心身を病んでしまう恐れがあります。
夫婦カウンセリングや夫婦円満調停の申立てなど第三者のサポートを受けてみることも検討してみてください。
夫はモラハラをしている自覚がないことも多いため、第三者が介入することでモラハラに気付けるようなケースもあります。
夫のモラハラを改善させる方法については、こちらの記事を併せてご覧ください。
配信: LEGAL MALL