ベビージムってどんなもの?
ベビージムは、一体どのようなグッズなのでしょうか?まずは、ベビージムの役割を確認しましょう。
赤ちゃんの成長と遊びをサポートする「知育玩具」
ベビージムは、寝ころんで過ごすことが多い赤ちゃんの運動機能の発達を支える知育玩具です。興味のあるおもちゃを見たり、触ったりすることで、赤ちゃんの視覚・触覚・聴覚などの発達につながると考えられています。
赤ちゃんが寝ころんだまま遊べるように、アーチ型のポールに様々な色・形・素材のおもちゃ・ぬいぐるみなどがぶら下がっているのがほとんどです。
なかには、触ると音が鳴るぬいぐるみや、ミラーが付いているおもちゃもあります。1人遊びにも役立つので、家事が忙しいときにも重宝するアイテムです。
ベビージムを選ぶポイント
ベビージムには、おしゃれな見た目から機能性を重視しているものまで、様々な商品があります。次は、ベビージムを選ぶポイントを2つ紹介します。
ニーズに合わせた「素材」
ベビージムに使われている主な素材は、布・プラスチック・木の3種類です。それぞれの素材に良さがあるので、「ベビージムに何を求めるか」を基準にして選びましょう。
肌ざわりの良さ・水洗いできる点を重視するなら、布製のベビージムがおすすめです。軽くて丈夫・分解しやすいなど、頑丈さを求める場合には、プラスチック製が向いています。
さらに、部屋のインテリアに合うおしゃれなベビージムなら、ナチュラルな雰囲気のある木製タイプがぴったりです。
赤ちゃんの興味をひく「カラフルな色や音」
「生まれたばかりの赤ちゃんの目はほとんど見えていない」と、聞いたことはありませんか?赤ちゃんは体の発達に合わせて、色・形を徐々に認識していくと考えられています。
生まれたばかりは視覚がぼんやりとしているため、赤ちゃんが色・形を認識しやすいように、できるだけ赤・青・黄などのはっきりとした色が使われたベビージムを選ぶのが大切です。
また、触ると音が鳴ったり、子守唄が流れたりする仕掛けが付いていると、赤ちゃんが泣き止まないときの対策としても役立ちます。
成長・部屋の広さを考慮した「サイズ感」
ベビージムを選ぶ際には、赤ちゃんの成長や使う部屋の広さを確認しましょう。赤ちゃんは生まれてから1カ月の間に、体重が約1kg増え、身長はおよそ3~4cm伸びるといわれています。
新生児のサイズ感に合わせてベビージムを購入すると、あっという間に窮屈になってしまうでしょう。また、大きすぎるベビージムは、部屋に圧迫感を与える可能性があります。
使う部屋の広さを確認した上で、赤ちゃんがある程度成長してからも使えるよう、サイズ調整ができるベビージムを選ぶのもポイントです。
丸洗い&持ち運びしやすい「布製」
手入れのしやすさや、コンパクトさを重視する人には、布製のベビージムがおすすめです。人気のある布製のベビージムを4つ紹介します。
フィッシャープライス「レインフォレスト・デラックスジム II」
人気商品「レインフォレスト デラックスジム」のリニューアル商品です。森をイメージしたサウンド・音楽が流れる、マット型のコンパクトなベビージムです。
ミラー・歯固めなど、赤ちゃんの好奇心を刺激し、発達に役立つおもちゃが付いています。森のイメージにぴったりなかわいらしい動物のおもちゃやマットは、冷水・弱水流であれば洗濯機で洗えます。
布製のマットは折りたためるので、別室はもちろん、帰省・旅行に持って行くことも可能です。
・商品名:フィッシャープライス「レインフォレスト・デラックスジム II」
日本育児「ひつじのショーン アクティビティプレイジム」
赤ちゃんの興味をひくパステルカラーを基調としたデザインは、部屋のインテリアにもよく映えます。かわいいキャラクター・星・葉っぱなどのおもちゃが付いており、すべて取り外しが可能です。
すべてのおもちゃにC型のリングがあるので、ベビーカー・ベビーシートなどにも付けられます。また、ふわふわな「ピロー」は、うつぶせの練習にも役立ちます。
マットにもふわふわ・もこもこなど、手触りの違う素材を使い、赤ちゃんが退屈しないような仕掛けがあるのもポイントです。赤ちゃんの体が触れるマット・枕は洗濯機で洗えるので、清潔な状態を保てます。
・商品名:日本育児「ひつじのショーン アクティビティプレイジム」
ingenuity(インジェニュイティ)「シープ・スポット・アクティビティジム」
グレー・水色・白など、やさしい色づかいのベビージムです。ひつじの顔が大きく描かれたふわふわのマットは、赤ちゃんの遊び場としても使えます。動物型の人形・木製リング・ミラーなど、赤ちゃんの興味をひくおもちゃが印象的な商品です。
おもちゃはすべて取り外しできるので、寝返り・ハイハイを始めてからも使えます。マットは洗濯できるので、汚れを気にしないで赤ちゃんを遊ばせられます。
・商品名:ingenuity(インジェニュイティ)「シープ・スポット・アクティビティジム」
ブライトスターツ「ドールハウス・ジム」
まるで動物の家に遊びに来たかのような、かわいいベビージムです。マットの窓・ドアに動物たちが隠れているという仕掛けは、「めくる」という手の動きを促します。
ミラー・ハート型のラトル・虹のクッション・動物のぬいぐるみなど、やさしい色づかいのおもちゃは、女の子にぴったりです。
また、自動演奏モードが搭載された「ミュージカルトイ」は、音に合わせて光ります。さらに、パステルカラーのマットは、赤ちゃんの遊び場はもちろん、壁にかけてインテリアとして使用することも可能です。
・商品名:ブライトスターツ「ドールハウス・ジム」
丈夫さを重視するなら「プラスチック製」
赤ちゃんの活発な動きにも対応できる丈夫なベビージムを探しているのなら、プラスチック製を選んでみてはいかがでしょうか?見た目がかわいい商品から機能性のある商品まで、プラスチック製のベビージムを見ていきましょう。
トイローヤル「べビーズFunFunジム」
ねんねからおすわり・たっちまで、赤ちゃんの成長をサポートするベビージムです。赤ちゃんが認識しやすい色ながら、ビビッドすぎないやさしい色合いが特長です。
ポールにぶら下げられるねこ・うさぎ・ぞうのおもちゃは、それぞれ音が違います。また、両端にはカラフルなプロペラが付いており、くるくる回して遊べます。
プラスチック製の丈夫な設計なので、つかまり立ちを始めた赤ちゃんの体重に耐えられるのもポイントです。
・商品名:トイローヤル「べビーズFunFunジム」
タカラトミー「くまのプーさん えらべる回転6WAYジムにへんしんメリー」
つり下げるメリー・床において遊ぶベビージムと、2通りの使い方ができる商品です。
クラシック・子守唄などのメロディが20曲収録されており、遊びながら音楽に触れられます。また、プーさんの声や胎内音など17種類のサウンドは、赤ちゃんがぐずったときの心強い味方です。
プラスチック製の本体は水に強いため、使用したあとにはウェットシート・除菌シートなどでふいておく方法もあります。
ぬいぐるみは手洗いできるので、赤ちゃんが口に入れたり、汚れた手で触ったりしたときにも安心です。
・商品名:タカラトミー「くまのプーさん えらべる回転6WAYジムにへんしんメリー」
ピープル「うちの赤ちゃん世界一 全身の知育 メリー&ジム」
赤ちゃんの目の動きに合わせて動く「左右移動式」のメリーや、足が当たるとシャンシャンと音が鳴る「足けり布」など、全身運動を促すベビージムです。
ドットやボーダーなどポップな柄が目をひく風船型のおもちゃや、ひっくり返すと変身する色鮮やかな動物マスコットは、赤ちゃんの好奇心を刺激します。
「おねんねモード」「ごきげんモード」「グズグズモード」があり、赤ちゃんの機嫌に合わせて流れる音楽が変わります。
おねんねモード・グズグズモードには「泣き声センサー」が付いており、赤ちゃんが泣くと自動でメロディのスイッチが入る仕組みです。
・商品名:ピープル「うちの赤ちゃん世界一 全身の知育 メリー&ジム」
WYSWYG「ベビージム プレイジム&ウォーカー」
プレイジムと手押し車、2つの使い方ができる商品で、折りたたんで収納できます。寝ころんで使用するプレイジムは、寝返り・ハイハイを始めると使う機会が減ります。
しかし、「ベビージム プレイジム&ウォーカー」なら、手押し車として赤ちゃんの歩行練習にも使えるのが特長です。
前後のタイヤにはロック・3段階のスピード調節機能が付いており、姿勢が安定しない赤ちゃんの歩行をしっかりと支えます。
・商品名:WYSWYG「ベビージム プレイジム&ウォーカー」
おしゃれで長持ちする「木製」
インテリアにも映えるおしゃれなベビージムなら、ナチュラルな雰囲気の木製タイプがぴったりです。デザインや素材に力を入れている木製のベビージムをチェックして、商品選びの参考にしましょう。
HOPPL「ベビージムセット」
やさしい木の色合いがおしゃれなベビージムは、部屋のインテリアにもなります。手遊び用のおもちゃには木・毛糸などが使われており、取り外しも可能です。
また、高さを4cm上げられるアジャスターが付いており、赤ちゃんの成長に合わせてサイズを変えられます。
ポールの部分にベビー服をかけられるので、ジムとしての役割を終えたら赤ちゃん用の家具として使えます。さらに赤ちゃんが成長したら、解体したベビージムを壁に飾って「ウォールデコレーション」を楽しむのもおすすめです。
・商品名:HOPPL「ベビージムセット」
HAN-MM「木製ベビージム」
ブナの木で作られたフレームは、化学物質を含まない赤ちゃんにやさしい商品です。工具を使わなくても簡単に組み立てられるコンパクトな設計で、折りたたんで収納できます。
本体にぶら下げて使うぬいぐるみや木製のおもちゃにはリングが付いており、取り外してベビーカー・チャイルドシートなどでも使えます。部屋の雰囲気を選ばない木目調のベビージムは、インテリアを重視する人にもおすすめです。
・商品名:HAN-MM「木製ベビージム」
IKEA「LEKA(レーカ) ベビージム」
北欧の家具を扱う「IKEA」のベビージムは、色のコントラストがはっきりとしたデザインです。赤・青などをバランス良く使い、赤ちゃんが色を認識しやすく工夫されています。
動きのあるおもちゃで赤ちゃんの好奇心を刺激し、「目で見たものを触る」という目・手の運動能力を鍛えられます。対象年齢は0~18カ月と、比較的長く使えるのもポイントです。
・商品名:IKEA「LEKA(レーカ) ベビージム」
全身運動を促す「マット&仕掛け付き」
寝ころんだままでも体を動かせるベビージムが欲しい人は、マット型で仕掛け付きの商品がおすすめです。ボールプール・ピアノなど、赤ちゃんの好奇心・五感を刺激する仕掛け付きのベビージムを3つ紹介します。
ブライトスターツ「ヨアウェイ・ボール・プレイジム」
サイズの大きいプレイジムで、赤ちゃんが大きくなったらボールプールとしても使えます。色鮮やかなボールと、ボール用の収納バッグが付いており、持ち運びしやすいのが特長です。自動演奏モードでは20分以上のメロディが流れながら、ぞうの耳が光ります。
赤ちゃんの好奇心をくすぐるカラフルなおもちゃが付いており、楽しく遊びながら全身の発達を促します。マットは洗濯機の使用が可能なので、赤ちゃんのよだれ・汗などが付いたときの手入れも簡単です。
・商品名:ブライトスターツ「ヨアウェイ・ボール・プレイジム」
WYSWYG「ベビージムプレイマット」
マット型のベビージムで、赤ちゃんの視覚・聴覚・触覚を刺激する仕掛けがたくさん付いています。足元にあるピアノは取り外しができ、大きくなったらおもちゃとして使えます。
もちろん、ベビージムに付いている動物のストラップやアーチも、取り外しが可能です。やわらかい素材のベビーマットは、赤ちゃんの体をやさしく包みます。
ベビージムを使わなくなってからは、プレイマットとして赤ちゃんの遊び場にできるのもポイントです。
・商品名:WYSWYG「ベビージムプレイマット」
フィッシャープライス「レインフォレスト指遊びミュージカルジム」
持ち運びしやすい軽量タイプのベビージムなので、帰省・旅行などの外出先でも使えます。アーチとおもちゃは取り外しができ、プレイマットとしても使用可能です。
きりんのラトル・さるの歯固め・鳥のミラーなど、赤ちゃんの指遊びを促すおもちゃは、ぜんぶで6種類です。回す・つかむ・にぎるなど、おもちゃによって仕組みが違うので、遊びながら手指の動きを身に付けられます。
マットと布おもちゃは洗濯機で洗えて、お手入れが簡単なのもうれしいポイントです。
・商品名:フィッシャープライス「レインフォレスト指遊びミュージカルジム」
語学学習ができる「外国語対応タイプ」
将来を見据えて「赤ちゃんのうちから、日本語だけではなく外国語にも触れさせたい」と考えている人は多いのではないでしょうか?ベビージムで遊びながら外国語にも触れられる商品を紹介します。
フィッシャープライス「あんよでキック!4WAYバイリンガル・ピアノジム」
日本語・英語の両方に対応した、バイリンガルタイプの商品です。合計60以上の歌・メロディ・おしゃべりが収録されており、遊びながら日本語・英語に触れさせることが可能です。
ぜんぶで4通りの使い方ができ、付属のピアノ・動物のマスコット・仕掛けおもちゃなどで、ねんね期からたっち期まで楽しく遊べます。
「スマートステージ機能」を使うと、赤ちゃんの月齢・成長段階に合わせてレベル1~3の学習ができます。歌・楽器の音を楽しんだり、動物の名前・色・形・数字を覚えたりと、遊びながら学べるベビージムです。
・商品名:フィッシャープライス「あんよでキック!4WAYバイリンガル・ピアノジム」
ブライトスターツ「4 in 1 ピアノ&ドラム・キックジム」
色・数字の名前を英語・スペイン語・フランス語で教えてくれるベビージムは、赤ちゃんの語学学習にぴったりです。
ジムに付いているラトル・ミラー・動物マスコットなどのおもちゃは取り外しでき、手で持って遊べます。ピアノ・ドラムは足で蹴って音を鳴らすのはもちろん、座ってキーボードのように使うことも可能です。
20分以上の自動演奏モードが搭載されているので、赤ちゃんを遊ばせている間に料理・掃除などをする方法もあります。マットは洗濯できるので、清潔な状態で使えるのもポイントです。
・商品名:ブライトスターツ「4 in 1 ピアノ&ドラム・キックジム」
まとめ
赤ちゃんの五感を刺激し、発達を促すベビージムは、寝ころんだままでも使える知育玩具です。布・プラスチック・木など、素材それぞれに良さがあるので、何を重視するのかを考えて選びましょう。
ベビージムには、赤ちゃんが認識しやすい赤・青・黄など、はっきりとした色が使われているものがおすすめです。白いおもちゃやぬいぐるみばかりだと見えにくく、赤ちゃんが興味を示さない場合があります。
また、成長に合わせて遊び方を変えられたり、ベビージム以外の使い方ができたりする商品を選ぶとより長く使えます。
希望に合った素材で作られた機能性のあるベビージムを選び、赤ちゃんの発達をサポートしましょう。