発酵食品と食物繊維の活用で、目指せ!シン・腸内美人

発酵食品と食物繊維の活用で、目指せ!シン・腸内美人

美肌や健康につながるとして人気の「腸活」。そのポイントは、腸内の環境を整える腸内細菌のバランスを良くすることだそう。そこで役立つのが、発酵食品と食物繊維の食べ合わせ。この2つをうまく取り入れて、腸内環境を整えよう。

食物繊維を積極的に摂取して、腸内の善玉菌を増やそう

善玉菌を増やす2つめの方法は、善玉菌を増やす作用のある「プレバイオティクス」を摂取すること。先ほど紹介したプロバイオティクスが善玉菌そのものなのに対し、プレバイオティクスは、善玉菌が好むエサのようなもの。オリゴ糖や食物繊維がそれにあたるので、それらを多く含む食品を摂取することが必要。

特に食物繊維は、炭水化物の吸収を緩やかにし、血糖値の急激な上昇を防ぐなど、生活習慣病の予防にも役立つ強い味方。1日あたりの食物繊維の推奨摂取量は、18~64歳の男性で21g以上、女性で18g以上(※)と言われているけど、実際には不足していることが多いそう。食物繊維を多く含む、野菜類、海藻類、キノコ類、果物類、豆類 を意識して毎日の食生活に取り入れ、摂取量をアップしてみよう。

※ 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」策定検討会 日本人の食事摂取基準(2020年版)

発酵食品と食物繊維の組み合わせがカギ

腸内環境を整えるには、プロバイオティクスで新しい、生きた善玉菌を摂取しつつ、もともと腸内に住んでいる善玉菌のエサとなるプレバイオティクスも摂取し、バランス良く腸内の善玉菌を育てていくことが大切。だから、善玉菌を直接摂取できる発酵食品と、善玉菌が好む食物繊維とをうまく組み合わせていくのがポイント。

プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせたものは「シンバイオティクス」とよばれ、それによって悪玉菌が減り、体に良い影響が現れたという研究結果も。
腸内細菌のバランスを整え、安定したよりよい腸内環境をつくるためにも、腸に良いとされる食品を摂取していこう。

関連記事: