2022年のボジョレーヌーヴォーは11月17日(木)解禁!産地の特徴や歴史、今年の出来は?

2022年のボジョレーヌーヴォーは11月17日(木)解禁!産地の特徴や歴史、今年の出来は?

毎年異なるボジョレーヌーヴォーのキャッチコピー【2022年はどうなる?】

ところで、ボジョレー・ヌーヴォーには「50年に一度」や「豊満で朗らか、絹のようにしなやか」など毎年異なるキャッチコピーが付いているのをご存知ですか?
これらはボジョレーワイン委員会が、その年のボジョレー・ヌーヴォーの特徴を表してつけたもの。「今年はどんな文言だろうか」と注目している人もいるはず。

もちろん売るためのキャッチコピーなので、ネガティブな表現は一切されていません。
しかしながら、「100年に一度(2003年)」や「50年に一度(2009年)」といった表現は、良年を手放しで喜んでいるのがわかると思います(100年に一度の6年後に50年に一度が訪れる矛盾はご愛敬! )。

天候がカギを握る

一方、農産物であるブドウの出来はその年の質や特徴を大きく変えてしまうので、正直”難しい年”と表現される良年ではない年もあるわけです。

大雪が降るなどした冬や、春先の寒さが長いとブドウの発育は遅れ、夏の成長期に雨が続くとカビなどの病害、ひょうが降るとブドウに大きなダメージとなってしまいます。
「このままいくと……」と不安になってしまいますが、収穫前にカラリと晴れた日が続けばそれまでの悪天候を一気に挽回できたりもします。

本当に天候というのはわからなく厄介、時に無情なもの。
しばしばやってくるこの”難しい年”を克服するべく収穫時期を見極めたり、醸造の方法を工夫したりして、11月第3木曜日に向けて造り手たちは奮闘するのです。

幸い近年は醸造技術、醸造機器ともに発達しているので、ワインのクオリティーは安定しています。
あとは「その年のブドウ×造り手の個性」を楽しめばいいのです。

ボジョレー・ヌーヴォーの出来が高級ワインの指針にも

もう一つ、ボジョレー・ヌーヴォーの出来には重要な意味合いが。

新酒であるボジョレー・ヌーヴォーは、ブルゴーニュ全域や同じ気候の近隣の地域のヴィンテージの良し悪しを計る指標でもあるのです。
ボジョレー・ヌーヴォーの出来が良ければ、その年のヴィンテージの高級ワイン(長期熟成が必要なので市場に出るのは数年後)も「グレートヴィンテージ」となることが容易に想像できます(したがって高値の取引も想像できます)。

2022年もボジョレーヌーヴォーを楽しんで

歴史や産地などを知ると、よりいっそうボジョレーヌーボーを楽しむことができますね。
今年はどのような味が楽しめるのでしょうか。ワイン好きをワクワクさせる年に一度のイベントを楽しんでみてくださいね。

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