パパ・ママ必見!子守歌がもたらす効果とは?

第204回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
幼い頃、布団に入って子守歌を歌ってもらったというパパ・ママは少なくないハズ。幼少期を思い出すと、あまりハッキリ覚えていなくても、なぜか決まったメロディーが頭のなかに…そんな経験はありませんか? 気づくと口ずさんでいるなんてことも、よくありますよね。

さて、子守歌が子どもに与える影響はあるのでしょうか?

パパ・ママ必見!子守歌がもたらす効果とは?

●心拍数が安定し、痛みを和らげる?

イギリス・ロンドンにある、グレート・オーモンド・ストリート病院とローハンプトン大学が心臓や呼吸器の疾患で入院している子ども(生後1週間~4歳)、37人を対象に、共同で行った研究があります。
この研究は、子守歌を聴かせた場合と、絵本を読み聞かせた場合を比較したもの。
その結果、子守歌を聴かせた場合、心拍数は平均で5.4ポイント、痛みのレベルも0.57ポイント減少することが判明したのだそう。
調査対象が37人なので、一概には言えませんが、もしかしたら子守歌には、子どもをリラックスさせる効果があるのかもしれませんね。

●子育てのイライラも解消?

なかなか寝付いてくれなかったり、泣き止まなかったり。子育ては、思い通りにいかず、イライラすることばかりです。しかし、そのイライラが赤ちゃんに伝わって、余計に長引いてしまうことも…。そんなとき、子守歌がそのイライラを解消してくれるかもしれません。
実は、人間は声を発することで、ストレス解消になることがあるのだとか。実際、ストレス発散にカラオケに行く人もいますよね。赤ちゃんの心を落ち着かせる子守歌は、ママの心も同時に、癒してくれているのです。

●言葉の発達に効果あり!

テスト勉強の際、とくに暗記したいときには、ある程度勉強したら15分の睡眠をとった方がいいといわれています。人が何かを覚えようとするとき、睡眠が記憶の定着に効果的なのだとか。赤ちゃんも同様に、眠っている間に様々な言葉を覚える傾向があるそうです。
子守歌は、一般的に子どもを寝かしつけるときに歌われます。赤ちゃんの言葉の発達を促し、早い段階で、意思疎通を図れるかもしれませんね。

●子守歌に決まりはない!

子守歌は、なんとなく昔ながらの童謡のイメージが強いですよね。しかし、パパ・ママが好きな歌で構わないのだそう。大切なのは曲のジャンルや、うまい・下手でもありません。パパ・ママが目の前で、自分の声で歌ってあげること。それが一番のポイントです。

子守歌を歌っている間は、赤ちゃんの目を見ながら、トントンしてあげるのが一般的でしょう。これは親子の大切なコミュニケーションのひとつ。子守歌だけでなく、テレビの子ども向け番組の歌などで、子どもと一緒に楽しむのも親子の絆を深めるのに効果的です。
(文・明日陽樹/考務店)

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