風見の長女・えみるは’07年1月、交通事故によって10歳の若さでこの世を去った。番組では生前の彼女の姿を記録したホームビデオの映像や、父の日に彼女が贈った手紙を紹介。風見は事故の前日、一緒にスーパーに行った彼女が母へのプレゼントとして買った天かすを、今でも冷蔵庫の中に残しているのだという。
そして一周忌が過ぎた頃、妻が新しい命を授かったが、40歳を越えた高齢出産ということもあり、念のために受けた羊水検査でダウン症であることが発覚。風見は「それまでは『人生どうでもいいや』と思ってしまいがちだったんですけど、長男のことがあってから逆に『人生どうにかしなきゃ』と。(長男が)僕ら夫婦を前向きにしてくれた」と語ったが、8カ月を過ぎて胎児の容態が急変し、母親のお腹にいる状態で医師から心肺停止を告げられた。
「天国のえみるが長男を通して『負けるな』とメッセージを伝えてきてくれたのかなと思いました」と涙を流しながらその様子を振り返った風見。そして妻は「最後に母親らしいことをしてやりたい」と、陣痛誘発剤を使い通常分娩で息子を産んだという。終始、神妙な面持ちで話を聞いていた黒柳徹子(82)も、涙をこぼした風見にハンカチをそっと手渡していた。
(文/池野フナ子)

風見しんご・長男のダウン症と死産を涙で語る
タレントの風見しんご(53)が5月10日(火)放送の『徹子の部屋』にゲスト出演。長女・えみる(享年10)の交通事故死から1年後、新たに授かった長男がダウン症であることが出生前診断で発覚し、8カ月後に死産したことを語った。