「私のところに相談にいらっしゃる方に、普段ご主人とどんなふうに接しているかを伺うと、奥様が望んでいる夫婦円満とは程遠い内容だったりするんです。つまり、奥様は思っていることと実際にやっていることが一致していないので、悪気はないのですが知らぬ間にご自身の言動で関係を悪化させてしまっているんですね」(高草木さん 以下同)
では、どんな妻が夫との関係をどんどん悪化させてしまうのか?
●夫との関係をどんどん悪化させる妻チェックリスト
1)「~すべき」というこだわりが強い
2)白黒はっきりさせたいほうだ
3)「でも」「だって」などの言葉を多く使う
4)自分からは謝らない
5)自分ができることを相手ができないとイライラしてしまう
6)相談事は友達よりも親にすることが多い
7)人を“減点法”で評価しがちだ
「以上の項目の○が多いほど、夫との関係を悪化させる危険度が高い妻ですね。こちらのチェックリストを見ていただけると傾向が見えてくるんです。“自分の考えを曲げない”“自分の価値観を相手に押し付ける”、つまり、“頑固”な部分ですね。実はこの“頑固”は、相手からすると、“自分を理解、尊重してくれない、自分勝手な人”なのです」
我が身を振り返って、ドキッ!っとした人も多いのでは?
「これまで夫の言葉や意見、立場などを軽く考えていたと思い当たるなら、ぜひ、“そんな考え方もあるんだね。参考になるわ~。ありがとう!”と、感謝の言葉を伝えてみてください。それだけで、夫の対応は驚くほど変わるはずです」
さらに、こんな妻の対応も要注意だという。
「人の悪口や、噂話、自分はダメ人間だ、何をしても上手くいかない…など、聞いているほうが気持ちがドンヨリするようなネガティブな話やマイナス思考な考え方などを、夫にぶつけていませんか? “信頼できる夫だからこそ話すのに…”と、おっしゃるのもわかります。たまには弱い部分を吐露するのもいいと思います。しかし、一緒にいて気持ちが沈むような話ばかりする妻と、長い時間一緒に過ごしたいと思う夫はいませんよね? ネガティブな話をしたとしても、最後は“ありがとう”と聞いてくれた夫に感謝を伝え、前向きな言葉や明るい表情でシメることが大事だと思います」
“親しき仲にも礼儀あり”。いかなるときも、一方通行ではなく夫婦が互いを思いやり感謝し合ってこそ、円満な関係を続けて行けるのですね。
(構成・文/横田裕美子)